ブラック企業という単語も世の中に浸透してきたため、自分の会社を「ブラック企業?」と疑問を持ち始めた人も少なくありません。
しかし、ほかの会社のことがわからないためこれは普通?おかしいの?という判断がつかない時があると思います。特に新卒の方では他の企業の情報が少なく判断に困ってしまうと思います。
実際に筆者は気付かずに3年間ブラック企業で働いていた経験があります。
ブラック企業にはいくつかの特徴があり、それを知っておくことで判断することが可能です。
ブラック企業の特徴とは何か?一つずつお伝えしていきます。
ブラック企業の特徴4選
以下の4つの特徴で引っかかるものがある場合ブラック企業を疑ってください。
- 大量離職、大量採用の傾向あり
- 残業が多い&残業代が出ない
- 年齢層が偏っている
- 募集要項にやる気やアットホームなどの単語がある
大量離職、大量採用の傾向あり
人の入れ替わりが激しい会社は、「人を大切にしない会社」といえます。
人が入る→人が辞める→人が入るというサイクルの会社には注意が必要です。
こういった会社は、人を育てるという感覚は全くなく、「やめたければやめればいい」という気持ちの経営陣が多くいます。
少子高齢化が進む時代にこういった方法を取っている会社は、時代錯誤とも言えます。また近年企業に重視されている、コンプライアンスも守っていない会社とも言えます。
このような時代錯誤の会社は将来性がなく、倒産する可能性も非常に高い傾向にあります。
残業が多い&残業代が出ない
労働時間が多いというのは代表的なブラック企業の典型です。
日本の過労死残業時間は80時間といわれています。
このラインを越えてしまう会社は、ブラック企業の疑いがあります。また残業代も出さない会社も存在します。
例えば80時間残業しても残業代が出ない。または月に○○時間までしか残業が出ないという事もあります。
残業代が出ないというのは、金銭的な面だけではなく精神的な面でも辛い部分があります。労基に伝えることで残業代を返してもらえるので、自分の勤怠時間をしっかりメモを取り労基に伝えていきましょう。
残業に関して、実際大手会社で務めていた記者の記事は下記より紹介しております。
年齢層が偏っている
極端に若い年代と役員の年齢層しかいない会社は注意が必要です。
こういった会社は、役員のトップダウンが強く、変化を嫌い、それを見限った働き盛りの30~40代がやめてしまったという可能性が非常に高いです。
現代のビジネスシーンは日々変化していきます。こういった変化を嫌う会社は時代の流れについていけず将来性がない会社とも言えます。
募集要項にやる気やアットホームなどの単語がある
募集要項はいわば会社の顔です。ここでアピールすることによって、応募者を募り採用していくとても大切な場所です。
自社の製品に自信があったり、他の企業に負けない福利厚生があればそれを書いていくのが普通です。
それを書かずに「やる気」や「アットホーム」などふんわりした表現をしている会社は自社の強みがないということがあげられます。
強みがない会社は、競争社会に
これは自分の会社のアピールポイントがないということになります。自分の会社で自慢の商品や他社に負けない技術があればそれをアピールします。
それをしないということ企業の強みがないということをアピールしているということです。
自分の会社の募集は入社した後だとほとんど見ないと思います。
今一度会社のHPや募集サイトをご覧になることをおすすめします。
新卒でブラック企業に入ったら…?
新卒でブラック企業に入った場合はすぐにやめることをおすすめします。
ブラック企業に勤めるのは一つもいいことがありません。「3年以上勤めないといけない」というルールが世間にありますが、ブラック企業の場合はすぐにやめてしまうことをおすすめします。
また辞めなかったとしてもブラック企業には上述した通り将来性がありません。40歳になって倒産して路頭に迷うより、若いうちに転職をしたほうが選択肢も多く、また自分の希望する職種にも就くことができるので転職を検討することをおすすめいたします。
最後に
ブラック企業で無理して勤めると心のバランスの崩壊、体調不良などいいことが全くありません。最悪自殺をしてしまう場合もあります。
年々、労働者の自殺者の数が増加してきて大きな社会問題となっています。
筆者もブラック企業で務めていた3年間、「みんな同じなんだ」、「自分が悪いんだ」と言い聞かせて仕事に取り組んでいました。
自分の身は自分でしっかり守らなければなりません。上記で上げた項目が多く該当している人はブラック企業である可能性が高いので注意が必要です。
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