- 給料が下がった人
- 給料が下がるんじゃないかと不安を感じている人
2020年になってから、コロナウイルスの影響で勤め先の業績が悪化し、上記のような悩みを抱えている人が沢山いるようです。
ここで疑問に思うのが
- 業績悪化を理由にして、本当に従業員の給料って下げていいの?
- 給料が下がった時の対策って何をしたらいいの?
だと思います。
先に答えをお話しすると、下記が結論です。
- 原則、従業員の給料を勝手に下げることは認められていません
- 給料が下がった時の1番の対策は副業をすること
この記事では副業歴1年の著者が上記2つの事を解説していきます。
給料を下げることが認められるのはどんな時
先程、原則で「従業員の給料を勝手に下がることは認められていない」とお話ししました。
これを聞いたあなたは次の様に考えたでしょう。
「原則認められないってことは、例外があるの?」
その通りです。その根拠は労働契約法の第9条・第10条にあります。
これら2つの内容をまとめると、「会社が従業員と合意せずに、従業員の不利益になる就業規則の変更を行ってはならない」です。
つまり、会社側が一方的に従業員の給料を下げることは出来ないが、従業員と合意さえすれば給料を下げることが出来ます。
とは言っても無制限に下げられる訳ではありません。
法律の定めはありませんが、1つの基準となるのが10%。
この10%というのは、懲戒における減額の最大の割合です。
ですので、現在の給料から10%以上の減額を提示されたら、不当と認められる可能性が高いので、直ぐには応じない様にしましょう。
給料が下がった時の対策
あなたがもし会社から給料を下げられたら、どういう対策をとりますか。
- 節約する
- 今まで以上に仕事を頑張って給料を元に戻す
- 副業をする
この中で私が1番オススメするのが副業をすること。
なぜなら副業をすることは下記の2つのメリットを得られるからです。
- 収入源が複数になる
- 本業とは別のスキルを身に付けられる
収入源が複数になる
収入源を分散させることによる利点は
- 経済的な安定
- 精神的な安定
2つの安定を得られること。
まずは、なぜ収入源を複数持つことが、経済的な安定に繋がるのでしょうか。
それはリスクヘッジになるから。
ここで皆さんに質問です。
次のAさんとBさんはどちらがより安定していると思いますか。
- Aさん:月収30万円(内訳 本業の会社→給料30万円)
- Bさん:月収30万円(内訳 本業の会社→給料15万円・副業収入→15万円)
私の答えはBさん。なぜならBさんは本業の収入と副業収入で収入源が2つあるのに対して、Aさんは本業の収入しか収入源がないから。
1か所だけの収入源だと、そこからの収入が減った・無くなった時の被害をダイレクトに受けることになります。
それに引き換え、2か所の収入源を持っていれば、一方の収入源が減ったり、無くなったりしても、もう片方の収入源でカバー出来るでしょう。
これが複数の収入源がリスクヘッジになる理由です。
一昔前は、終身雇用、年功序列という考え方が通用した為、新卒で入社した会社に一生勤めることが経済的に安定した生活へと繋がっていました。
しかしこれからの時代は
- リストラの対象になる
- 会社が倒産する
これら2つの事が起きるという前提で人生設計する時代です。
そのための一歩として、副業をして複数の収入源を分散させることが重要になります。
次になぜ収入源を複数持つことが、経済的な安定に繋がるのでしょうか。
それは会社への依存度を下げられるから。
皆さんは働いていてこんなことを思って辞めたいと考えたことはないですか。
- こんな仕事私のすることじゃない
- こんな理不尽な上司の下で働きたくない
- 頻繁に転勤させられる生活から逃れたい
しかしそんな事を思っていても、簡単に辞めるという選択をできる人は少ないです。
なぜなら一時的にでも、収入が0になってしまうのが怖いからではないでしょうか。
これは十分な貯金があっても怖いです。
毎月ただただ残高が減っていく通帳を見ることの絶望感は言葉に出来ません。
日に日に不安が大きくなっていきます。
そんな状況を避ける手段として副業は有効です。本業以外の収入があれば、例え生活費の100%を賄える程稼げていないとしても、「辞めても何とかなるか」と思えてくるものだから。
「生活費分が稼げていないのに、そんなこと本当に思えるの」と感じた方もいるでしょう。
そう感じた方は是非本業以外で、1円稼いでみて下さい。
会社以外の収入を得たという経験があるだけで、会社への依存度はグッと下がります。
本業とは別のスキルを身に付けられる
最後に、本業とは別のスキルを身に付けられるについて説明します。
本業とは別のスキルを身に付ける利点は、本業への相乗効果です。
著者の例を出して解説します。
著者は副業としてWEBライターをしています。
その中でどんなスキルが身につくのかというと、文章をまとめる力です。
これは副業を始める前後で周囲の反応が明らかに変わったので自信を持って言えます。
WEBライターとして活動する前は、書類を作っても一度は上司に戻されていました。
それが、WEBライターとして活動してからは、「君の作った書類、読みやすくなったな」と褒められることが非常に増えました。
他にもプログラミングをすれば、業務も効率化するツールが組めるし、せどりではマーケティングが身に付きます。
本業以外で稼げるようになれば、必ず何らかのスキルが身に付いているはずです。
そのスキルを活かすことで、副業が本業に相乗効果を与えます。
本業が上手くこなせていれば、そもそも給与カット・リストラの対象者に選ばれない可能性が高まことは確実です。
そして、そんなスキルを得ていれば転職・独立する際の大きな武器にもなります。
以上、副業をすることは給料が下がった時対策になると言える理由を解説してきました。
これからの時代は会社に頼るのではなく、個人で対策する時代になります。その一番の対策が副業です。
ですので、どんどん副業に挑戦して、
- 経済的な安定
- 精神的な安定
- 本業以外のスキル
これらを身に付けて、本当の意味での安定を手に入れていきましょう。
まとめ
この記事では、給料が下げられる時と下げられた場合の対策について解説しました。
- 従業員と会社が合意すれば給料は下げられる
- 副業は経済的な安定と精神的な安定とを得られる
- 副業で得たスキルは本業へ相乗効果をもたらす
この記事をきっかけにして、給料の減額を打診されたとしても、焦ることのない様に今から対策をしていきましょう。