転職活動でのずる休みは、みんなやっている

転職知識

今の会社を退職しようと決心し、いざ転職活動を開始しようとするとある問題に直面します。

それは「転職活動で会社を休まなければいけない時がある」ことです。

その時に私たちを悩ませるのが「会社を休む理由」です。

「正直に転職活動で休むと伝えようか。でも、あと3ヶ月の間、転職活動をしているという目で周りから見られて耐えられない」

「転職活動とは伝えずに、嘘をついてずる休みしようか。でも、罪悪感を感じてしまう」

そのような悩みを抱えているあなたに朗報です。

転職活動を理由に会社を休む際、ほとんどの人が正直な理由を伝えずに、ずる休みをしているのです。

転職情報サイトのdodaのアンケート調査(2014年)によると、「転職活動のための休みを取る際に、会社や上司にどのように理由を伝えましたか?」という質問に対し、正直に「転職活動で面接があるため」と答えた人は、わずか8.2%しかいませんでした。

実際私も、転職活動で会社を休まないといけない時は、別の理由で会社を休んでいました。

私の知人も転職活動で会社を休ませてくださいと馬鹿正直に伝えている人は1人もいませんでした。

このように転職活動で会社を休む時は、ほとんどの人が正直な理由を伝えずに、ずる休みをしているのです。

正直な理由を会社に伝えることのリスク

仕事を休む理由を「転職活動」と会社に正直に伝えてしまうことで以下2つのリスクが考えられます。

  • ①退職するまでの間、仕事がしづらくなる
  • ②周りから引き留められ、退職しづらくなる

①退職するまでの間、仕事がしづらくなる

「転職は根性のない奴がすることだ」「転職して逃げる奴はどこの会社でも通用しない」などと考える古い気質の会社であれば、退職するまでの間、仕事がしづらくなります。

周りからも「あの人はどうせ転職するから」という目で見られ続け、会社に居づらい状況になってしまうのです。

そのような状況で仕事を続けたとしても、大きなストレスを感じ、肝心の転職活動に支障をきたしてしまいます。

また、転職に対して理解ができない上司は一定数います。

場合によっては、上司からひどい罵声を浴びせられることもあるでしょう。

ハラスメントが酷ければ、現職をすぐにでも退職したほうが良いです。

しかし、生活がかかっているため、すぐに退職することはなかなか難しいのが現実です。

このように転職活動を理由に会社を休むことで、にっちもさっちもいかない状況になってしまうのです。

②周りから引き留められ、退職しづらくなる

意外と厄介なのが、このパターンです。

特に上司や同僚から、ある程度評価をされている人は注意が必要です。

よほど強い意志があれば、どんなに引き留められたとしても、気にせず転職活動をすることができるでしょう。

しかし、「○○さんがいなくては困る」「○○さんには来年から重要な役割を任せようと思っていた」などと言われると、本当に転職していいのだろうかと気持ちに迷いが生じます。

そのような状況で、転職活動を行ってもうまくいきません。

転職活動にできるだけ集中するためにも、転職活動で会社を休む際、正直に伝えるのは避けたほうが良いでしょう。

会社が納得しやすい休む理由3選

①特に理由は言わない

本来有給休暇を取得する際は、会社に理由を伝える必要はありません。

理由を記載する欄には、「所用のため」など適当に書いておけばOKです。

しかしながら、理由を求めてくる無神経な上司もいるかもしれませんので、1つや2つ休む理由を考えていたほうが無難かもしれません。

②体調不良

体調不良はずる休みの理由として、一般的によく使われる理由の1つです。

よく使われる理由のため、周りからはそこまで疑われませんし、仮に疑われたとしてもなかなか本人に聞きづらいため見過ごされることが多いです。

ただし、体調不良で何回も休んでしまうと、上司から病気を疑われたり、完全に仮病だと判断されたりしてしまうため、体調不良という理由は計画的に使いましょう。

また、面接に向かう途中で、出張で会社を出ている同僚や上司と鉢合わせてしまうリスクもあるため、注意が必要です。

③家族や家庭の事情

  • 祖母や母の介護
  • 子どもや夫、妻の看病
  • 実家の用事

家族や家庭の事情は、プライベートな事情のため、上司や同僚から詳しく触れられることはありません。

デメリットがあるとすれば、多少の罪悪感を感じてしまうことですが、転職活動は今後の人生を大きく左右する出来事なので、気にせずに前に進みましょう。

実際に私も、実家の母の体調が悪いという理由で何回か休みました。

周りからは心配され、少し罪悪感を感じましたが、自分の人生だと割り切ることで前に進むことができました。

結果的に難なく会社を休み、転職活動に集中できたので良かったと思っています。

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