結婚式の「ケーキ入刀」は昔からある定番の演出ですよね。
ケーキ入刀には結婚式にまつわる素敵な意味があります。
その意味を紹介するとともに、ケーキ入刀の意味を大切にしながら「オリジナリティのある」ケーキ入刀に代わる演出をご紹介したいと思います!
ケーキ入刀に込められた想いとは?
ケーキ入刀は定番であるだけに、昔から結婚式においての大切な意味をもつ演出なのです。
諸説ありますが、その意味をご紹介しますね。
- 新郎新婦ふたりの初めての共同作業である
- 将来食べるものに困らない
- 困難を切り開く
ギリシャ神話においてこのようなことが言われています。
「男女が永遠の愛を誓い、ひとつのパンをふたりで分かち合って食べたことから、 分かち合える食糧があるということは将来食べるものに困らないということを表し、 ふたりで困難を切り開いていく(=ケーキカット)」
このような話がケーキ入刀の演出に繋がっているのではないかと言われています。
このように結婚式の演出は無意味なものはなく、古くからのしきたりや言い伝えなどが形を変えて、今も再現されていることが多いのです。
ケーキ入刀の演出あれこれ
ではケーキ入刀につきものの、「ファーストバイト」についてお話します。
ただファーストバイトだけではなく、他にも様々なケーキバイトの演出がケーキ入刀と共に存在するのでその演出例も紹介しますね!
ファーストバイトの意味
一番よくみられる演出ではないでしょうか。
新郎から新婦へのファーストバイトには「将来、食べるものに困らせません」という意味。 そして新婦から新郎へのファーストバイトは「美味しい料理を作り続けます」という意味があります。
そして新婦から新郎へは大きな一口をバイトさせる演出がよく見られますが、あれにも意味が。
食べさせるケーキの大きさが「愛の大きさ」と言われているので、大きければ大きいほど愛が大きいと言われるからだそうです。
ただ、このファーストバイトに「見飽きてしまった…」「定番だから自身がやるのは恥ずかしいな」という方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方にファーストバイト以外の「バイト演出」があるのでご紹介しますね!
ラストバイト
新郎新婦の食べさせあいではなく「両家親御様から新郎新婦へ食べさせる」演出です。
ラスト=親から子へ食べさせる“最後の食事”という意味があります。
こんな人におすすめ
- 親への感謝を伝えたい
- 両家の家族の絆を演出で表現したい
- 両親に結婚式での思い出をプレゼントした
お手本バイト
「両家両親に前に出てきてもらい、両親がケーキを食べさせ合う(父親が母親に食べさせ、母親が父親に食べさせる)」という演出です。
主役の新郎新婦はまだまだ新米夫婦です。なので夫婦としての“手本”をみせてもらおうという意味で両家両親のケーキバイトの見本をしてもらいます。
両親からすると少し恥ずかしい演出になるかもしれませんが、親にとっても良い思い出として忘れられない空間となるでしょう。
こんな人におすすめ
- 親への感謝を伝えたい
- 両家の家族の絆を演出で表現したい
- 両親に結婚式での思い出をプレゼントしたい
- 両親が理想の夫婦像
サンクスバイト
「新郎新婦が“ありがとう”を伝えたい人を前に呼び、その人にケーキを食べさせる」という演出です。
例えば新郎新婦のキューピッドになった人を前に呼び新郎新婦からその方にケーキを食べさせる。
お互いの友人をそれぞれ呼び出して食べさせる。など対象の人は“ありがとう”を伝えたければどなたでも構いません。
こんな人におすすめ
- ゲスト巻き込み型の演出をしたい
- ありがとうを伝えたい人がいる
上記のようにケーキバイトだけでも様々な演出があります。
ファーストバイトを行わず、上記のケーキバイトをする方も増えているのでぜひ参考にしてみてください。
ケーキ入刀に代わる演出5選
ケーキ入刀に紐づく演出を紹介しましたが、「そもそもケーキ入刀以外の演出をしたい!定番ではなくオリジナリティのある演出をしたい!」という方にケーキ入刀に代わる演出をご紹介します。
ケーキ入刀の演出に込められた意味も大切にしながら、ぜひ興味のある演出を見つけてみてください。
ケーキドリップ
ウエディングケーキの上にシロップをふたりでかける演出です。
ケーキカットに込められた「共同作業」という意味もこのシロップをかける演出をすることで表現できます。
かけるシロップはふたりでひとつの瓶から1色をかけてもいいですし、新郎は赤のシロップ、新婦はオレンジのシロップの2色を同時にかけるなど色を混ぜても色とりどりになって華やかな演出になりますね!
ドーナツタワーケーキ
よくみるウエディングケーキではなく「ドーナツ」をタワーのように積み重ねたオリジナリティあふれる演出です。
ファーストバイトもドーナツをお互い食べさせ合うというなんともかわいらしい演出になります!
生ハム入刀
甘いものが苦手という方にお勧めの演出です!なんと生ハム1本丸々にふたりで入刀します。
そしてスライスしたその生ハムをパンなどに乗せてファーストバイト。
ウエディングケーキはゲストに幸せのおすそ分けといってふるまわれますが「甘いものが苦手」「お酒を飲むゲストが多い」という場合には生ハムをゲストにふるまうと喜ばれそうですね!
ワイン樽オープン
ケーキの代わりにワインの樽を木づちでオープン!そしてそのワインをゲストにふるまうこともできる新しい演出です。新郎新婦一緒にオープンしますので共同作業もできますしゲストにお酒をふるまうことで幸せのおすそ分けもできます。
お酒を飲むゲストが多い、甘いものが苦手、新しい演出をしたいという方にお勧めです。
おにぎりバイト
日本ならではの演出となります。「大きいおにぎり」を準備しファーストバイトの代わりに新郎新婦ふたりでおにぎりにかぶりつく!和装で結婚式をする方もいるかと思うのでケーキの代わりにおにぎりも素敵な演出になりそうですね。
お米を新郎新婦ふたりの出身地のものを使用して作ったりすると、またふたりらしさを加えることができるのではないでしょうか。
以上5選をご紹介しました。
定番の演出に込められた意味を理解し、その意味も大切にしながらもオリジナリティのある演出を考えると「ふたりらしい結婚式」になりますね。
ぜひ新郎新婦ふたり、またゲストの方の想い出に残るような素敵な結婚式になりますように。