近年、労働環境や人間関係を原因にうつ症状になる若者が続出しております。
この記事を書いている筆者も、20代前半の頃に、人間関係が原因で精神病になり、3か月間の入院をしました。
その時にたくさんの自分と同じ境遇の方と出会いましたが、仕事上のストレスが原因で精神面や身体面に支障が出てしまった時、仕事のことも考えていかないといけません。
仕事を辞めるべきなのか続けるべきなのかを今回の記事を通じて一緒に考えていきましょう。
ストレスでうつ症状が出てしまった…
ストレスとうつ症状の関係は深い関係にあります。
うつ症状の危険因子の1つとしてストレスを溜め続けてしまう環境で仕事や日常生活を続けていることが挙げられています。
仕事に関わってうつ症状が出るケースとして以下のケースがあります。
- 仕事でストレスが溜まることが多くて、最近はいつも以上に食べてしまう。
- 仕事のことを考えてしまうとなかなか寝付けない、朝早く起きてしまう。
- 出勤しながら仕事のことを考えていたら手や身体の汗が止まらなくなってしまった。
これらの例を見てもらうと、「仕事」がストレスの危険因子になっていて、精神面や身体面に影響を与えていることが分かります。
以上からもストレスとうつ症状が深い関係があることが分かります。
うつ症状が出たらどうなる?
うつ症状には「こころの症状」と「からだの症状」があるので紹介します。
こころの症状
こころの症状は主に下記の3つが上げられます。
- 気分の落ち込みや憂鬱感等の「抑うつ気分」
- 集中出来ない、物事を決断できない等の「意欲の低下」
- やる気が出ない、焦りを感じる等の「意欲の低下」
筆者の場合、何をしていても楽しくなく、自分でもなぜかは分からず気分が沈み、家にこもるようになりました。
からだの症状
からだの主な症状は下記の5点があげられます。
- 寝付けない、朝早くに起きてしまう等の「睡眠の異常」
- 食欲がなくなる等の「食欲の異常」
- 疲労感がとれない、気怠さが続く「疲労・倦怠感の出現」
- 月経の不順や勃起しにくい、性欲が持てない等の「ホルモン系の異常」
- 頭痛や身体の部位に痛みがある、発汗や震えがある等の「身体症状」
うつ症状が続く時は心療内科や精神科を受診して服薬治療やカウンセリング等を受けることで治療を受けることになります。
治療に積極的に参加して継続していくことが治療では大切になってきます。
筆者もそうでしたが、入院時に出会った精神病の人の多くが、初期の頃、自分自身の異変に気付いておらず、そのまま生活しています。思い当たる点が一つでもあれば、受診しましょう。
ストレスでうつ症状が出たら仕事を辞めるべき?
ストレスでうつ症状が出ていた時に仕事を継続するか、辞めるのかあなたの症状に合わせて選択肢を紹介します。
休職して治療に専念して復職を目指す
復職を目標にまずはうつ症状の治療に専念して仕事を休職します。復職時期は自分の症状と職場と相談しながら焦らずに決めていきましょう。
ここで注意が必要なのが、うつ症状の原因が何にあるのかを見極めましょう。
例えば原因が仕事以外にあるのに仕事を休み、良い人間関係を自ら断ち切ってしまうと、より悪い方向へと進んでいきます。
筆者の場合、仕事も休み3か月間友達とも会わず入院したことにより、出会うのは同じ症状を抱えた患者と医師のみでした。やはりその環境は自分にはあまり良くなく、最初の1カ月間はどんどん症状が悪化していきました。
仕事のペースを抑えるが、休職せずに治療と仕事を両立していく
同僚や上司と相談しながら仕事のペースを抑えつつ、治療も同時進行で行っていく方法です。自分の症状と相談しながら、無理のない範囲で仕事を調整していきましょう。
筆者個人的にはこの方法が一番おススメです。
仕事を退職して新しい環境での就職を目指す
ストレスの危険因子が仕事にあることで復職をしてもうつ症状が出てしまうと判断した場合は退職という選択肢を持ってもいいでしょう。雇用形態等にもよりますが、復職を目指すに当たって金銭面の保障や職業紹介等の社会サービスを受け入れることがありますので、調べておくことをお勧めします。
まとめ
以上、3つの選択肢を紹介しました。うつ症状と上手く付き合っていくこと、ストレスから影響されるうつ症状にどのように対処していくのが日常生活でも仕事でも大切になってきます。どれが良いかは症状の変化によっても変わってきます。どの選択肢が良いのかを決めるのは自分自身なので、今回を参考に考えてみてください。
焦って症状が治るわけではありません。時間をかけても大丈夫なので、ゆっくり自分自身を見つめてあげてください。
ここでは仕事に関する悩み、転職情報などの有益な情報を毎日更新しております。是非他の記事も参考にしてください。
コメント
[…] また、ストレスでうつ症状に…仕事を辞めるべきか考えてみたでも書いたように職場でのストレスが原因で病気になる人もたくさんいます。 […]