【結論】悩んでいるなら転職すべき

転職知識
  • 「転職するべきか悩んでいる」
  • 「今の仕事に不満を感じ転職したいが、やりたいことがない」

世間では、このような転職の悩みが尽きません。

Twitterでは、「仕事 辞めたい」というつぶやきが毎日のように見受けられます。

この記事をご覧になっているあなたも転職するかどうか悩んでいる方だと思います。

そして、結論から言います。

転職すべきか悩んでいるなら転職すべきです。

こう言ってしまうと、「転職はリスクがあるため、慎重にしなければならない」、「転職して後悔する可能性もある」と反論する人がいます。

しかし、この記事を読めば、転職を勧める理由が分かり、転職に対して一歩踏み出せる勇気が湧いてくるでしょう。

実際私も転職経験者ですが、当時は本当に悩みました。

しかし、自分の価値観をしっかりと考えた上で転職活動をしたことで、転職して良かったと思える職業に出会うことができました。

なぜ転職したほうがいいのか

では、なぜ転職したほうがいいのか。

理由は2つあります。

  1. 悩んでいる状態で現職に留まっても、仕事に身が入らない
  2. 終身雇用制度が崩壊しつつあるため、転職しないことがリスクになる

悩んでいる状態で現職に留まっても、仕事に身が入らない

人間関係や残業、収入、やりがいのなさ等、仕事に対して多くの悩みがあるかと思います。

「このまま今の会社に残っていいのか?」と疑問が生まれてしまった状態で、現職を続けたとしても、仕事に没頭することができません。

スティーブン・R・コヴィーの著書『7つの習慣』では、下記のようなセリフがあります。

終わりを思い描くことがら始める

これは自分の葬儀の場面を想像し、どのような人生であれば、後悔がないように生きていけるか。
つまり、終わりを思い描くことで、自分の人生を見つめ直すという考え方です。

自分の最期を迎える際、どのような人生であれば後悔がないか。

  • 「いつもどこかで不満を抱えながら仕事をしている」
  • 「友達との飲み会では会社の愚痴がネタである」

このような人生で本当に後悔はないのか。

不満や愚痴を言い続けても、自分の人生は何も変わりませんし、成長はできません。

今の環境を受け入れるか、思い切って変えてみるか。

どちらかを選択するしかありません。

自分の人生に後悔しないためにも、一歩踏み出してはいかがでしょうか。

終身雇用制度が崩壊しつつあるため、転職しないことがリスクになる

経団連の会長やトヨタの社長が終身雇用制度の限界を言及しているように、日本では、大企業の社員がリストラされるなど、終身雇用制度が徐々に崩壊しつつあります。

人生100年時代と言われる現代において、個人の寿命より、会社の寿命の方が短くなる可能性があり、1つの会社にしがみつくこともリスクがあるのではないでしょうか。

また、総務省統計局によれば、2019年の転職者は、351万人で、過去最高になりました。

いよいよ転職が当たり前な時代に突入し、幅広いキャリアを積み、変化に対応できる人材になることが、これからの時代を生き抜いていくために必要になります。

自分の市場価値というのは、1つの会社しか経験がない場合には、判断ができません。

転職をすることで、外から見た自分の市場価値を理解し、新しい価値観に触れることで、さらに自分を成長させる機会を手に入れることができるのです。

仮に転職先が自分の性格と合わなかったとしても、人生全体の視野が広がり、次の行動につながるきっかけになります。

重要なのは、今いる場所から動き出してみること。

これからの時代、今いるポジションを守り続けようとする方がリスクとなるのです。

自分の価値観を見つけよう

転職活動をするにあたって、重要なことは、自分の価値観をしっかりと持つことです。

自分の価値観がはっきりしていないと、転職活動もはっきりとしないものになってしまい、後悔する転職につながりやすいです。

「人間関係に疲れ、今の会社から早く逃げたい」、「残業生活から解放されたい」などの気持ちが強く、転職しやすい企業についつい自分の価値観を合わせてしまうこともあります。

自分の価値観を発見するためには、「自己分析」が鍵となります。

様々な転職サイトで、自己分析は紹介されていますが、より深い自己分析を実践するために、SHOWROOM株式会社代表取締役社長 前田裕二さんの『メモの魔力』をぜひ読んでみてください。

『メモの魔力』の巻末に、「自分を知るための自己分析1000問」という付録があります。

この1000問の質問に対して、ただ答えるだけではなく、本書で紹介されている「ファクト(事実)→抽象化→転用」という思考のフレームワークを用いながら答えていきます。

  • ファクト(事実)・・・実際に見聞きした情報や事柄
  • 抽象化・・・具体的な事実から他の分野に応用できる法則を発見する
  • 転用・・・抽象化した法則を具体的なアクションにまで落とし込む

前田さんは、例えばこの思考のフレームワークを用いて、次のように自己分析をしています。

質問:幼少期に苦しかった経験は?

[ファクト(事実)]

  • 塾に行くお金がない
  • 地域で最も良いとされる塾に行っている子の方がどうしても賢い
  • 死ぬ気で勉強
  • 成績で追い抜く
  • 兄が喜んでくれた

[抽象化]

  • お金がないことによる苦しさは色々あったが、兄の喜びや喜ばせること自体が自分の喜びになっている
  • 「逆境がバネになる」ということを自分の人生でもって証明したい
    →これこそ自分の根源的なモチベーションなのではないか

[転用]

  • こうしたモチベーションを原点に置いておけるような事業を創りたい
  • 同様の憤りを持っている人に自分の体験を伝えて勇気を与える

このように1つの質問に対し、自己分析を深めていき、何問も答えていくことで、自分の中にある本当の価値観というものが見えてくるのです。

私の場合は、内向型で、のんびりと仕事をしたい性格でしたが、前職は体育会系の職場でかなりのきつい思いをしました。

実際に私も、『メモの魔力』の自己分析に答えていき、自分の性格に向き合うことで人生における価値観を発見することができました。

今では、自分の価値観に合った仕事に転職することができ、楽しく人生を過ごしています。


 自分の人生をどう生きたいか

自分と向き合う時間を作り、根本となる価値観をはっきりさせることで、後悔のない転職をすることができるのではないでしょうか。

まとめ

確かに転職はリスクがあり、必ず成功するとは限りません。

しかし現状に不満があるのであれば、勇気ある一歩を踏み出さないと何も変わらないのです。

転職しないことがリスクである現代において、幅広いキャリアと広い視野を手に入れることができれば、1社にしがみつくことのない余裕のある働き方ができるのではないでしょうか。

そのためにも、自分と深く向き合う時間が重要になるのです。

自分の価値観をしっかりと持ったうえで転職し、豊かな人生を歩んでいきましょう。

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