結婚する人のベストな転職

転職知識

結婚を機に転職しようと考えたことはありませんか。

結婚する時、特に女性は、今の仕事を続けようか、それともやめようか、一度は考えるものです。

結婚、出産によって、ライフスタイルは大きく変わります。

そこで、結婚を機に、ワークライフバランスを重視した転職をする女性が増えているのです。

一般的には、結婚前に転職すべきとの情報をよく目にしますが、実際は、結婚前に転職した人は28%、結婚後、または子育てがひと段落してからが61%となってとなっており、結婚後の転職が過半数を占めています。

無論、転職せず、そのまま働き続けるのが最も効率の良い選択肢です。

次に良いのは、私の経験上、出産後の転職です。

出産後の方が、生活の実態にそった転職ができるからです。

実際私は、出産してから転職をしましたが、ライフスタイルに合った仕事を見つけ、そのまま15年間働き続けています。

ここでは、私の経験談を交えながら、結婚後に起こるライフスタイルの変化と、転職する際のポイントや、おすすめの仕事を紹介していこうと思います。

結婚後、ライフスタイルは変わり続ける

結婚してライフスタイルが変わるということは、女性にとって想像以上に負担がかかります。

私は結婚しても正社員として働き続けましたが、数か月後、ストレス性急性胃腸炎になり、夜間救急病院に担ぎ込まれたことがあります。

慣れない家事と仕事の両立、共同生活の緊張感や気負いがストレスとなって、ダウンしてしまいました。

赤の他人だった二人が結婚し、生活を始めると、思わぬことが起き、起動修正や方針転換が必要なことが多々あります。

たとえ綿密に計算して、結婚一年前に転職、仕事に慣れたころに結婚、産休がとれる入社一年後に妊娠…のつもりで転職したとしても、全てが予定通りに事が運ぶとは限りません。

転職してしまってから、転職先でうまくいかなかった、夫が転勤になった、妊娠が早まったなどのアクシデントが起きた場合、取り返しがつきません。

結婚後、二人の生活が安定してから、何の仕事に、どんな雇用形態で転職するのかを決めた方が、得策と言えます。

出産に関しても同じ論理です。悪いことを言うようですが、安産だとは限りません。

出産を経験した女性なら分かると思います。出産は、昔も今も命がけです。

不妊治療が必要かもしれませんし、産後うつになるかもしれません。転職後間もなく、退職せざるを得ない、想定外のアクシデントは起こり得ます。

不要な転職を増やすよりも、現職を出産前まで続け、出産後に、より育児の実態に即した転職をするのがリスクの少ない、ベストな選択です。

結婚後の転職のポイント

結婚後の転職活動のポイントは、妊娠出産を想定したものだということです。

採用担当者も、当然その点を確認してくるはずなので、活用するサービスや手伝ってもらう人など、具体的に考えておかなければなりません。

転職先として好ましい条件は、下記です。

  • 産休、育休の実績が多い
  • 年次有給休暇の取得率が高い
  • 女性社員が多い
  • 勤続年数が長い

大切なのは、制度を掲げているだけでなく、実績がきちんとあるかです。

求人情報だけではわからないことも多いので、転職エージェントなどを利用しましょう。

結婚後の転職におすすめの職業

ずばり、看護師、介護士をおすすめします。

私は上の子を出産後、介護業界に、ほぼ未経験で転職しましたが、二人目を妊娠、出産、働きながら、介護福祉士やケアマネージャーなどの資格を取るなど、少しずつですがキャリアアップしています。

看護師や介護士は慢性的な人手不足で、求人に事欠きませんし、看護職は待遇がいいです。

最近は介護職も処遇を改善するための加算がとれるようになったので、ひと昔前のような低賃金は、解消されつつあります。

どちらも女性が多い環境なので、出産関連の制度の取得率がいい職場が多いです。資格取得に対する助成金も整備されているので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • 出産前までは現職を続け、出産などライフスタイルの変化に合わせて転職するのがベスト
  • 転職活動は出産、子育ての対策をよく練って臨むべし
  • 看護師、介護士への転職がおすすめ

いかがだったでしょうか。

日本の政府は一億総活躍社会の実現を目指しています。

寿退社し、専業主婦になるという女性の生き方のモデルは廃れています。

家庭に埋もれていた女性の労働力率は、М字カーブから台形型に改善されてきました。

けれども、先回りして環境を変えるのはリスクを伴います。

焦らず現職をできるだけ続けましょう。

結婚後、出産などによる、ライフスタイルの変化が把握できてから、ベストな転職をしたいものです。

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