仕事でのストレスは付き物。さもそれが当然の常識のように言われ、ストレス解消に困っている方は多いと思います。
特に人間関係に関するストレスは切っても切り離せないでしょう。
なかでもこんな悩みを持っておられる方は非常に多いのではないでしょうか?
- 理不尽な上司に対し腹が立つ。ストレスの限界だ。どのようにストレス解消していくべきなのか?
- 人間関係自体が面倒でストレスが溜まる一方だ。ストレスの溜まらない付き合い方はないだろうか?
人間関係に対しストレスを感じる理由の大部分に、「自分自身がストレスを溜めるような捉え方をしている」ことが関係しています。
つまり私が伝えたいのは“捉え方を変えたほうがいい”という話なのです。
今回の記事を読めば、「ストレスを減らすための捉え方」が理解できるようになり、根本的なストレスの原因を解決できるようになります。
実際に私はこれから紹介する方法を実行し、最短で約3か月この方法論を継続していくことで他人を変えることなく人間関係のストレスを解消してきました。
それではさっそく紹介させていただこうと思います。
単発的なストレス解消法を辞めよう
まず様々ところで紹介されている単発的なストレス解消法をできる限り辞めてみてください。
単発的なストレス解消法とは「酒に走る、愚痴を吐く・・・」などの行為です。
その時は解消されても根本的な原因は何も解決されていません。
ここで問題になってくるのは単発的な解消を辞めるとなると、当然ストレスは溜まる一方になるということです。
大切なのは、その溜まる一方になる状況作りにあります。当然ストレスの限界はすぐにやってきますが、この逃れられない限界を麻痺させるために、普段から単発的なストレス解消を行っていますよね?
単発的に麻痺させていては、いつになっても根本的なストレス解消ができません。根本的な解決のためには単発的なストレス解消に目を向けず、長期的にストレス解消できる方法を身につけていきましょう。
それでは捉え方を変えるための具体的な方法について書いていきます。
捉え方の癖を整理しよう
ストレスになっている理由は、ストレスに感じる捉え方をしているからです。
そのためその捉え方を改善する必要があるのですが、まず捉え方の癖を振り返り整理してみてください。
例えば“高圧的な上司にストレスを感じている”なら捉え方において、高圧的=ストレス、という癖ができてしまっています。
まずその癖ができていることを自覚しましょう。
そのうえで癖を改善するための方法として一例を挙げるなら、「上司が高圧的にならざるを得ない状況作りに問題がある。だから高圧的になる必要のない状況が作れないか考えて、それを社内の人間に提案してみよう」という方法があります。
捉え方が“高圧的=ストレス”なのであれば上司の高圧的な態度を変える他にストレスを解消する手段はありません。
しかし他人は変えられない。
だからこそ“高圧的=上司の問題ではなく、そのようになってしまう状況自体が問題である”という捉え方をするのです。
そうすることで、上司と自分、そして第三者の人間全てによって作られている状況作りに焦点を向けられるため、根本的な改善をはかることができます。
ストレスが生じる原因は個人によるものではなくチームや組織全体の状況が原因となって発生することが多いです。
そのため根本的なストレス解消を目的とするならチームや組織全体へのアプローチを意識したほうがよいでしょう。
ストレスに感じにくい捉え方を知ろう
ストレスに対し根本的な解消法を求めるのなら、そもそもストレスを感じにくい状況に身を置くことが最善の方法といえましょう。
ストレスが溜まる度に解消していても、それはルーティーンとなってしまい終わりが見えません。
この時に重要なのは、未然にストレスを防ぐことです。ストレスに感じるような捉え方をしなければ、未然にストレスを防ぐことができます。
ストレスに感じにくい捉え方をするには、
- まず何らかの問題が起こった時に必ず自分にも非があると仮定すること
- また一個人のみを責めるのではなく全体に問題があると仮定すること
基本的にこの2つです。
こうすることで特定の他者に対するストレスや責任転嫁といった問題を防ぐことができ、自分自身を取り巻く状況全体が健全な方向へと向かいやすくなります。
このように根本的なところからストレスを防ぐ努力をすることで単発的なストレス解消をせずに済みます。
まとめ
仕事上での人間関係に対するストレス解消法というテーマで書いてきましたが、是非行ってほしいことは下記の3つです。
- 単発的なストレス解消法を辞める
- 捉え方の癖を整理する
- ストレスに感じにくい捉え方を知る
これらを知識として持ったうえで、日頃の生活や職場の人間関係に活かして頂ければ、根本的なところからストレスを防ぐことができるので自然と長期的なストレス解消へとつながるでしょう。
ストレスや不安のほとんどは考え方や捉え方から来ています。現に同じシチュエーションでも捉える側次第で受けるストレスは大きく異なります。
是非今回紹介した捉え方を意識してみてください。