転職活動において、メインイベントとして応募者の前に立ちはだかる面接試験。
面接の最後には、ほぼ必ず受験者が質問をする時間がとられます。
しかし、「面接の質問が浮かばない」「何を聞けばよいのかわからない」という方は多いのではないでしょうか。実際私も難しいと感じており、とってつけたような質問をしてやり過ごしては、後で後悔したことが何度もありました。
今回は、面接で使える質問の作り方について解説します。
これを読めば、転職活動における自分の軸を反映させた質問を作ることができるようになりますよ!
基本の質問を用意しよう
転職活動において、1社のみの面接で活動を終了することは稀です。
基本的には数社を同時に受けながら進めていきます。ほぼ全ての面接で、こちらから質問する機会は訪れますが、企業によって個別に質問を用意していると、時間がいくらあっても足りません。
まずは、どの企業でも使える基本の質問を3つ程度、できれば5つ程度用意しておきましょう。
例えば、以下のような例が挙げられます。
- 入社後はどのような流れで業務に取り組んでいくことになるのでしょうか?
→ 研修やプロジェクト合流などのイメージを掴めます。 - 御社で活躍する人の共通点はありますか?
→ その会社にハマるタイプを確認できます。 - 入社までに勉強できることは何かありますか?
→ 意欲の高さをアピールできます。
このような汎用性の高い質問をベースに、企業ごとに気になる質問を加えていくことで、面接を通じて必要な情報を得ることができるようになります。
転職理由とリンクさせると質問内容は考えやすくなる
基本的な質問事項は、どの企業でも使えるような内容にしますが、適当に考えてはいけません。
必ず聞くこと = 必ず知りたいこと、でないといけないのです。
そのためには、あらためて自分の転職理由をはっきりとさせる必要があります。そもそも、あなたはどのような理由で転職をしようと考えているのでしょうか。
やりたい職種があるから?残業時間を減らしたいから?これらの転職に至る動機を考えると、質問内容を考えやすくなります。
やりたい職種があるのなら、具体的な働き方をきちんと確認しておくのが大事になるでしょう。毎月たくさんの残業をこなすのが嫌で転職するのであれば、残業の程度に関してきちんと質問しておくべきです。
このように、転職理由 = 自分が求めるもの、をベースに、本当にそれが叶うのか、を判断するための質問を行いましょう。
ただし1つ注意点があります。
それは「ネガティブな表現は極力避ける」ということです。
基本的に転職の面接では、前向きな気持ちを伝えることが大切です。自分が面接官になったことを考えてみてください。
休日や残業、給与に関する質問しかしない人と一緒に働きたいとは思えませんよね。前向きに、これから一緒に働くイメージを作り上げていけるような質問をしていきましょう。
本音で聞きたい部分は、転職エージェントに頼るのも手
面接試験において、やはりその場で聞けることと、聞けないことがあります。何でも聞いてくださいね、と面接官の方は言ってくださいますが、なかなか難しいです。
聞きづらいことを、無理に聞く必要はありません。
例えば給与制度や昇給、サービス残業の有無など、面接の場では聞きにくいけど、どうしても知っておきたい、ということはいろいろありますよね。
このようなデリケートな質問については、転職エージェントを頼ることをお勧めします。
聞きそびれたことや、聞きたいけど聞けなかったことをまとめておきましょう。エージェントを経由して、企業の採用担当者に確認を取ることができます。私も、家賃補助や引っ越し代などの質問や、面接で聞きそびれた業務ソフトの種類についてまとめ、エージェントに確認をしてもらいました。
まとめ
面接における逆質問には、様々な意味があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
疑問を解消するため、また、自己アピールのために、効果的な質問を行うことが大切です。自分の軸をベースに、実りのある質問をどんどんしていきましょう!