転職を考える人がまず行うことは、転職サイトや転職エージェントへの登録でしょう。できるだけ多くの情報を得るためには、一番手っ取り早い方法です。
業界最大手のリクルートエージェントに次ぐ第2位のdodaは、利用者が多く、様々な口コミがネット上に溢れています。
実際のところはどうなのでしょうか?ここではdodaの評判について徹底分析してみます!
転職エージェントdodaとは?
dodaは人材紹介サービス大手のパーソルキャリア株式会社が運営する転職エージェントです。
転職情報雑誌からスタートしたdodaは業界で長い歴史を持ち、日本各地にオフィスがあるため全国の求人案件をカバーしています。
求人件数も豊富で、季節性があるものの、10万件以上の案件を持っていると言われています。
dodaのエージェントはキャリアアドバイザーと呼ばれ、専任が応募書類の作成サポート、企業への応募、面接日の調整などを行ってくれます。
内定が出た後には出社日の調整、給与交渉などの条件について交渉してくれる場合がある頼もしい存在です。
dodaの特徴
dodaは「転職サイト」と「転職エージェント」の両方の機能を兼ね備えているのが特徴です。
求人情報だけ活用して、転職活動は自分のペースで自分の思うように行いたい人は「転職サイト」のみの利用で良いと思いますが、基本的にはほとんどの人が「転職エージェント」を利用しています。
dodaでは、毎年、各地で “転職フェア” というイベントを開催しており、東京会場では参加企業も380社を超えるほどの大きなイベントとなっています。
入場には事前に作成したエントリーシートが必要になりますが、参加費は無料で、転職セミナーに参加、転職アドバイザーに相談、企業ブースで参加企業と直接会話、などができるようになっています。
一度に多くの企業と話ができる良いチャンスなので、3日間で10,000人以上の転職希望者が来場します。
また、dodaのWebサイトは非常によくできており、使い勝手が良く、情報量も豊富です。
単純に求人案件だけを掲載しているのではなく、転職をする際の準備方法、面接のコツ、転職の体験談などもまとめられています。
また、履歴書や職務経歴書のテンプレートもダウンロードできるようになっていて、このWebサイトに一通り目を通すだけでも、かなりの情報を入手することができます。
dodaの評判
dodaは利用者数が多いため、インターネット上で多くの口コミや活用の体験談を見つけられます。
dodaの評判を口コミで見てみると、目につくのは以下の4つです。
- 企業情報を詳しく説明してくれて、希望に合った求人を紹介してもらえた。
- キャリアアドバイザーが親身になってサポートやアドバイスをしてくれて、希望の転職ができた。
- dodaから紹介される求人は全く自分が求めているものとは違い、役に立たなかった。
- キャリアアドバイザーの専門知識が不足している上に、対応も雑で、頼りにならなかった。
いかがでしょう?相反するコメントが多いことに気づきます。
- 求人が良かった vs. 求人がダメだった
- キャリアアドバイザーが良かった vs. キャリアアドバイザーがダメだった
人生の大きな岐路と言える転職活動で、「運・不運」や「あたり・はずれ」と簡単に言ってしまうのは悔しいですね。
では、具体的にこの評価をどのように理解すれば良いのか次の章で分析してみましょう。
dodaの評判分析~うまく活用するために
1.求人
dodaは業界で長い歴史を持つため、企業の信頼が厚く、企業からの求人案件数も豊富です。
そんな中で良い求人がなかったというのは、「希望がしっかりと伝わっていなかった」、「職務経歴が転職希望先には不十分だった」といったことが考えられます。
こうしたことを避けるためには、どんな職場で、どのような仕事をしたいのか、年収、勤務日数、勤務地に対する具体的な希望、などを最初にキャリアアドバイザーにしっかりと伝えることがとても大切です。
具体的であればあるほど、適切な求人を探すことができますし、それらの求人に対しての戦略を練ることも可能です。
希望に合わない求人ばかり紹介されるようであれば、その旨をはっきりと伝えましょう。
その結果、目指す転職に対し現時点でのキャリアや職務経歴が足りないと言われた場合は、ダメもとでも挑戦したいのか、転職を延期するのか、他の分野に方向転換するのか、求人案件を見ながら再考することができます。
2.キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーが丁寧なサポートを提供してくれなかったというのは、「自分の転職に対するやる気が伝わっていなかった」ということが大きな原因だったのではないかと考えられます。
dodaは利用者が多いため、各キャリアアドバイザーが抱える担当者の数も非常に多くなります。
キャリアアドバイザーは転職を成功させることを業務としていることから、転職に対してより積極的な人からサポートをしていこうという姿勢になりがちです。
しっかりとしたサポートを得るためには、「3カ月以内には転職したい」といった明確なゴールを伝えることが大切でしょう。
「そのうちに転職しようと思っている」という姿勢では、「直ぐに転職を希望する」という転職希望者へのサポートが優先されてしまいます。
また、キャリアアドバイザーは、転職希望者から十分な情報を得ることで力を発揮できる部分が増えていきます。
キャリアアドバイザーとは定期的に連絡をとり、自分の希望や紹介された案件について、コミュニケーションをとるように心がけると良いでしょう。
どうしてもキャリアアドバイザーの知識や対応に不満がある場合は、担当を変更してもらいたいことを率直に伝えることも必要です。
まとめ
いかがでしたか?dodaは募集案件も多く、どの世代の転職希望者にも活用しやすい転職エージェントです。
転職活動をする際には、ぜひ登録することをお勧めします。
希望の転職を勝ち取るために、まずは積極的にキャリアアドバイザーと会話し、自分の思いを伝えてみましょう。
キャリアアドバイザーと良い関係を築くことがdodaでの転職活動成功の第一歩です。