「辞退」するか「伺う」か悩んだ時の転職活動中の「面接」

転職知識

転職活動中に必ずする事と言えば「面接」です。

この「面接」は企業側に求職者がどんな人物かを見定めると同時に求職者側にも「ブラック企業ではないか?」や「どんな会社なのか」を知る機会でもあります。

本来ならば、書類選考に受かり面接に呼ばれるということは大変喜ばしいことですが、中には「ちょっとこの面接辞退したいな」「ちょっとこの会社なんか違うぞ」など。

改めて面接に行く準備をしている最中に気が付くこともあると思います。

そんな悩みや直感で感じた不安を少しでも解消できたらと思い記事に致しました。

面接辞退経験者の割合

転職サイト「DODA」の調べによると20代~30代の転職辞退経験者は全体の7割という結果が出ております。

転職者の多くの人が「面接辞退」を経験していることになりますね。

筆者も経験済みですが、転職というのは人生において大きな選択です。

実に多くの人が「面接を辞退している」ということになりますね。

なぜ「面接を辞退しようと思うのか」

  • 応募先企業より、もっといい企業から先に内定がでたぞ
  • 求人票を改めて熟読したらちょっと違うぞ
  • この企業の電話応対があんまりよくないぞ
  • 口コミの評判がよろしくないぞ

上記のような理由が主に上げられます。

現在の応募先企業よりもっといい企業から先に内定を頂けたと言った肯定できる辞退内容であれば大いに良いことですが求人票をよく見たら相違があるや電話応対や評判に難ありなど直感で感じた嫌な予感により辞退したいと考えるのは経験上普通と言えます。

面接辞退をした人の多くは「応募したが再考により辞退」を考えた。

エン・ジャパン転職の調べ(2020年3月)によると辞退理由のトップが「応募後の再考による辞退」であった。

筆者にも経験があることですが面接に伺う前の準備として、応募先企業のホームページと求人票の相違があった場合やインターネットによる応募先企業の口コミを閲覧してみたら「ブラック企業であった」などがありました。

これらによる漠然とした不安が生じた場合や、面接では聞けないような事柄の不安があるのも事実です。

実際に面接に行く労力や時間、お金などを考慮すると、状況にもよるのですが辞退するといった選択肢も間違いではなかったと思う時もあります。

「応募先企業より先に他社より内定を頂いたので」辞退したい

エン・ジャパン転職の調べによると(2020年3月)辞退理由の2位が「他社から先に内定が出た」でした。

非常に喜ばしい辞退理由であると同時に辞退理由をどうしようかと悩むのも事実です。

しかし採用担当者は求職者が他社にも転職活動を行っている事など想定済みです。

ここは嘘を付かず正直に「他社より先に内定を頂いたのでこの度は誠に申し訳ありませんが辞退させていただきます。」と誠実かつ丁寧にできるだけ早急に電話で伝えましょう。

「ネット上の口コミがよろしくないため辞退したい」

エン・ジャパン転職の調べによると(2020年3月)辞退理由の3位が「ネット上の口コミの評判がよくない」といったものでした。

現在のインターネットの普及により応募先企業の貴重な情報が手に入ったことによる辞退内容です。

面接に選ばれたということは少なからずあなたが採用される可能性があるというもの。

しかしその応募先企業が入社した後に「ブラック企業」と判明したら最悪です。

「ブラック企業」を回避するためにも面接を事前に辞退する必要性が場合によっては正しい選択肢であったこともあります。

応募先企業の「電話応対の悪さにより」辞退したい

応募先企業にまず電話をし、面接のアポイントを頂くというのが一般的な転職活動ではないでしょうか?

この項目を作った理由としまして筆者の経験済みの事ですが、「電話応対が悪かった応募先企業」は大抵、「圧迫面接」や「仮にこの応募先企業で働いても人間関係に悩みそうだ」と直感的に感じるものがあります。

本来、求職側と応募先企業は労働契約を結ぶまで(採用されるまで)は対等の関係です。

そのまま面接に行かれるのも今後の人生経験の構築だと割り切って挑戦するのも大いに良いことですが働く前から嫌な思いをするもの考え物です。

万が一「圧迫面接」にあたってしまった場合は、頭のどこかに「対等な関係」だと思えば精神的ダメージがある程度は軽減されると思います。

具体的な面接辞退のポイント

まず一つだけ守っていただきたいのは「バックレ」だけはやめてください。

たかが「面接」と思うかもしれませんが、今後の事を考えた場合やハローワークが斡旋していた場合などに「バックレ」をしてしまうと今後の転職活動に大きなマイナスとなる場合があります。

辞退すると思ったら早めに電話連絡し辞退する旨を伝えましょう。

面接辞退の連絡は、出来るだけ速やかに行うのが鉄則です。

遅くとも3日前に連絡しましょう。面接当日にキャンセルするのは印象がよくありません。

謝罪と感謝の気持ちを伝える。

応募先企業(面接辞退する企業)に。

辞退する理由や感謝の気持ちを最後まで「丁寧かつ誠実に」伝えることを心掛けましょう。

特に他社の内定を先に受けたことによる辞退の場合は、面接辞退する応募先企業が同業種である可能性があります、同業種企業ですと繋がりがある可能性があるので。

働く前から悪評など立たないようきちんとしっかりとした対応をした方が今後のためです。

理由を詳しく言う必要はない

応募先企業は、求職者が転職活動により多数の面接を受けている事はきっと想定の範囲内です。

嘘をつくよりかは正直に「先に内定が出ましたので申し訳ないのですが辞退させていただきます」と答えたほうが双方気持ちのよいものです。

基本的には電話にて面接を辞退することを伝える。

メールで辞退するのも悪くはないと思うのですが、万が一採用担当者が、メールに気づいていない可能性もあるので、電話にて辞退することを伝えた方が正確です。

辞退先企業に電話を掛ける時間帯ですが営業時間内はもちろんのことですが始業して間もない時間帯やお昼時、終業時間の間際は避けましょう。

始業して間もない時間帯は会議や朝礼などを行っている可能性が高い場合がありお昼時は採用担当者が不在の場合もあり得ます。

また終業間際の時間帯も会議や明日の準備をしている可能性があるので避けた方がよいですね。

個人的には10時頃か14時~15時頃がベストな時間帯だと思います。

無断欠席だけは絶対にNGです。

転職活動中、どうしても面接に行くのが面倒くさいや、連絡するのが億劫だと理由は様々ですが、辞退する理由としてあり得ることです。

しかし先ほど述べた通り、業界とは意外に狭くどこでどう繋がっているかわかりません。

その安易な「バックレ」一つで今後の転職活動の妨げになってしまうのは非常に勿体ないできちんと連絡し辞退する旨を伝えましょう。

早め早めに辞退の連絡一つさえしてしまえば後が楽です。

まとめ

転職活動中に面接辞退をする理由は様々です。

先に内定を頂けたことによる辞退や評判がよくなかったことによる辞退、また極論ですが面接に伺うのが面倒くさいことによる辞退など様々な理由です。

この記事は決して面接を辞退することを推奨している訳ではありません。

しかし面接を辞退する方法を覚えるということも人生経験の一つだと思い、覚えておくことも一つの手です。

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