転職と引っ越し、どちらが先か迷っている人は数多くいるのではないでしょうか?あるいは、どのくらい出費があるのか不安になっている人もいると思います。
特に初めての転職なら、何が得策か、ピンとこないかもしれません。
でも、見切り発車ではいけませんよね。
転職・引っ越しには意外と時間やお金がかかるものです。
出費を減らすためにも、計画的に進めることが重要になります。
まず、断然効率がいい順番は、転職先が決まってからの引っ越しです。
引っ越ししてから仕事を探すより、メリットの多い選択だからです。
それでも、遠方で転職活動する場合など、体力的にも金銭的にも負担が大きくなりがちです。
でも、大丈夫。紹介する裏技を使えば、遠方への往復を減らし、出費を半分以下にすることができるはずです。
今回は、転職と引っ越しの適切な順番と、出費を半分以下にする裏技を解説します。
なぜ転職が決まってから引っ越しなの?
先に引っ越してから、ゆっくり腰を据えて、転職先を探そうと考える人がいるかもしれません。
次の勤務地が決まっているなど、特別の理由があれば別ですが、通常は、メリットが少ないのでおすすめできません。
先に引っ越しするのがダメな理由は、次の通りになります。
新居の近くに希望の会社があるとは限らない
新居に合わせて転職するのではありませんよね。
本末転倒になりかねません。
ある程度転職先が決まっている場合でも、その会社に確実に転職できるという保証はありませんよね。
特別な理由がない限り、転職後に引っ越しをしないと、妥協して転職活動をしないといけないことになります。
アパートの賃貸契約の入所審査が通りにくい
賃貸契約2年分の貯金があることを証明できる通帳を見せるか、親や兄弟に代理契約してもらうなどの方法が必要です。
家賃の設定を誤る可能性がある
給料が分からなければ、生活の水準を予測できませんよね。
家賃が負担になる危険性が出てきます。
通勤時間を短くできる。
転職地に合わせて引っ越しをすることで、通勤にかかるコスト(金銭的・時間的・精神的)が減り、プライベートな時間が長くなります。
自転車で5分の所と、電車で1時間のところでは全く違いますよね。
毎日のことなのでかなり重要です。
場合によっては、社宅を活用できる
転職先によっては社宅や、社宅扱いのアパートを借り上げている会社もあります。
吟味して新居を探したいなら、最初のうちだけでも利用するのが得策です。
節約の裏技
遠方への転職と引っ越しを考えている場合、出費が高額になります。
一社目でうまく内定がもらえればいいのですが、何社か面接を受けるとなると、一度の往復では足りません。
こういう場合、現職を続けながら転職活動するのはハードなので、一旦退職してから転職活動することもあるでしょう。
そこでおすすめの裏技が、全国各地にある、移住希望者用お試し住宅の活用です。
お試し住宅とは、県外からの移住を受け入れたい市町村が、独自の取り組みとして、低額または無償でお試し住宅を貸し出したものです。
家具、家電付きで、一日1000円前後のところや、一週間程度なら無料ところもあります。
安いホテルやウイークリーマンションの半分以下の宿泊費で泊まれるため、焦らず、じっくり活動することができます。
さらに、一棟単位の料金なので、家族を連れて利用すると、さらにお得です。
転職先になるであろう土地の雰囲気を、家族にも確かめてもらうことができます。
お試し住宅の利用は、入居条件があったり、申請が必要だったりと、ひと手間かかります。
また、空室状況によっては利用できない日もあるので、数か月前からの準備が必要になります。
しかし、移住を望む市町村が、転職や生活の相談に乗ってくれる、心強いサポート付きです。
活用しないのはもったいないです。
まとめ
- 転職先が決まってから、引っ越すのがよい
- 転職や新居探しでは、移住希望者用のお試し住宅を使えば、出費を半分以下に節約できる
いかがでしたか。
人生の転機である転職と引っ越し。
よい再スタートをきれるよう、ここで紹介したコツや裏技を、うまく活用してみてください。