転職希望者のWebテスト対策 オススメの対策本5選!

転職知識

転職しようと思ったときに先ず気になるのは採用試験についてでしょう。

改めて採用試験の勉強をすべきなのか、それとも面接対策だけでよいのか、わからない人も多いかもしれません。

結論から述べると、中途採用の場合もWebテストを実施している企業が大半です。

ですから転職を考えている人は、Webテスト用の準備をしておくことをお勧めします。

ここでは、代表的なWebテストのSPIを例にその理由を説明します。

そもそもWebテストとはどういうものか?

Webテストには色々な種類がありますが、SPIはリクルート社が行っている適性検査で、年間利用社数13,200社、受検者数202万人と多くの企業が採用しています。

SPIは、基礎的な能力を測る能力検査と人柄や性格による適性を見るための性格検査の2つに分かれており、主にWebで問題に回答するものです。

能力検査には、言葉の理解や読解力を見る言語分野と、数学的処理や論理的思考能力を見る非言語分野の問題があります。

性格検査は聞かれる質問に自分の答えを回答するだけですので特に難しくありませんが、能力検査については、結構な難易度の漢字や慣れない損益計算といった問題内容と、制限時間に対する設問量の多さから、準備をしていないと太刀打ちできない厳しさがあります。

SPIには高卒用、大卒(新卒)用、中途用と3つのタイプの検査問題があり、それぞれによって難易度が異なると言われています。

当然ながら、転職希望者が受験する中途用は難易度が高い方になります。

では、どのようにWebテスト対策を行っていけば良いのでしょうか?

Webテストに向けての勉強方法は?

SPIの問題には明確な傾向があります。つまり、大学受験のように幅広い分野をまんべんなく勉強しなくても、傾向を抑え、繰り返し練習することで対策は可能と言えます。

言語分野では、二語関係、熟語の意味、熟語の成り立ち、語句の用法、文の並び替え、空欄補充、文章読解といった問題があり、頻出の漢字や熟語についてはかなり分析されています。

よって、言語分野では単語帳で英単語を勉強したように、繰り返し暗記することが有効です。

非言語分野での中で最も出題率が高いのは、「順列・組み合わせ」、「料金問題」、「仕事算」、「推論」だと言われています。

こちらは、数学の基本がわかっていないとお手上げになってしまうものが多く、時間制限がある中で迅速に解答していくためには、早く解くためのコツや覚えておくべき公式を身に付けておくことが必須です。

また、転職活動をする人は、いわゆる「テスト」というものから離れている人がほとんどではないでしょうか?

その場合は、まず、「テスト」に対するカンを取り戻すこと、そして制限時間内に問題をこなすために解答スピードを上げることから準備を始める必要があります。

久しぶりの「テスト」に立ち向かうためには、自分に合った問題集を使ってWebテスト対策を進めていくのが一番の近道です。

Webテスト対策にオススメの問題集5選

Webテストに向けて準備をするときにオススメの対策本を紹介します。とりあえず、どれか1冊を選んで始めてみてください。

「1日10分」から始めるSPI基本問題集’22年版 (柳本 新二 著)

最新の出題傾向を反映し、頻出問題を確認。豊富な練習問題で実践経験を積むように作られています。解答の目安時間を記載してあり、スピード対策もできます。押さえておきたい語彙やヒントの付録付き。

7日でできる! SPI[頻出]問題集 2022年度版(就職対策研究会 著)

短期集中の直前対策本でありながら、基礎からの復習ができるように作られています。

例題→練習問題→模擬テストで復習でき、各問題について細かく説明しているので理解が深まります。イラストも多用されているので、飽きずに楽しく学べます。

文系学生のためのSPI3完全攻略問題集 2022年度版(尾藤 健 著)

数学的要素の強い非言語問題を苦手としている人向けに、「分数の計算」や「方程式の解き方」から復習。数学が不得意な人でも理解しやすいように、「式の立て方」や「問題を解く際の思考の流れ」、「途中式」も丁寧に解説しています。数学の基礎知識を一問一答でチェックできる別冊付き。

転職者用SPI3攻略問題集【改訂2版】(SPIノートの会 著)

転職者用に特化したSPI対策問題集です。実際に転職希望者が受検した際の報告を基に問題を再現。スピード対策として手早く解ける解法を掲載しているので、短時間で正確に解く練習ができます。性格検査についての解説も掲載しています。

最新版 転職者向けSPIのすべて(就職情報研究会 著)

転職者向けSPIの非言語分野を中心に、短時間で効率よく受検対策ができるように工夫されています。時間のない人は「これだけ覚える! 」、「やっ得! 例題」と記載されたものを解くだけでも、全体を通しての出題傾向と、主要な問題の解き方を押さえることができます。

 まとめ

いかがでしたか?Webテストは侮れないと理解してもらえたでしょうか?

誤解してはいけないのは、Webテストは得点で足切りするためだけのものではなく、適性を見極め、ミスマッチをなくすための検査であるという点です。

転職活動をするということは、より自分に合った企業やポジションを目指したいという理由があるはずです。

企業側も自社の社風にある人材を採用し、長く勤めて活躍して欲しいと考えています。

両者の適性を確認するための手段としてWebテストは活用されます。

「Webテストで実力を出せず、意中の企業のポジションに転職できなかった」ということを避けるためにも、ぜひWebテスト対策をして転職活動を行うことをお勧めします。

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