転職の採用試験で受からない?原因分析と対策

転職知識

転職活動を続けているのに採用試験になかなか受からず、内定がもらえないと心が折れてしまいますね。
採用試験で受からないのには必ず理由があります。

何故受からないのか理由を探り、その対策を立てることで、ほとんどの問題は解決できます。

ここでは、転職の採用試験で受からない原因を分析し、対策をまとめます。

転職の採用試験で受からない原因を探る

転職の採用試験でなかなか受からないときは、いくつかの理由が考えられます。

まず、最初に疑うべきは、希望している転職先と今までの職歴や職務経歴とのミスマッチでしょう。

転職の場合、例えば教育系の職種から金融系の職種への転職希望など、それまでのキャリアとの関連性が分かりにくいケースでは、採用側が応募の理由に疑問を持つことがあります。

面接でそのキャリアチェンジについての理由を聞かれた際に、納得のいく説明がなされなければ気まぐれでの応募と受け取り、内定は出さないでしょう。

もう1つ考えられるのは、高望みをし過ぎているケースです。

それまでの自分のキャリアから、いきなり年収で100万円アップを狙う、マネージャー経験がないのにマネージャーのポジションに応募する、英語力が不十分なのに外資系に応募するなどの場合は、採用側では面接を行うまでもないと考えるでしょう。

ステップアップを目標に転職すること自体は間違いではありません。
ただし、段階を踏んで上を目指さなければ、採用側の信頼を得ることは難しいでしょう。

もし、この2点が自分に当てはまるようであれば、転職計画を見直し、転職までの準備期間を設けるか、応募先の再選定をお勧めします。

採用試験のどの段階で落とされるのかにより対策は練れる

転職希望先と自分のキャリアにミスマッチはなく、高望みもしていないという場合は、採用試験のどの段階で落とされることが多いのかにより対策を練ることは可能です。

段階別に対策を紹介します。

書類選考で落とされる

書類選考で落とされる場合は、書類の作成の仕方に問題がある場合がほとんどです。

採用担当者は、多くの転職希望者が提出する何通もの書類を確認することになりますので、書類の良し悪しで第一段階の足切りを行います。

企業により、エントリーシートだけで良い場合、エントリーシートの審査を通過後、改めて履歴書・職務経歴書で審査されるところ、など様々ですが、特にエントリーシートでは自分のキャリアや経験が転職先企業に対し、いかに貢献できるかについて明確に伝える必要があります。

学生時代の就職活動時に作成したエントリーシートは新卒採用向けの書類ですので、転職希望者に必要とされる内容とは全く異なります。
中途採用になることの意味を理解し、これまでの経験がどのような形で転職先企業の役に立てるかについて具体的に記載することが求められます。

書類作成に不安がある場合は、転職エージェントに確認してもらい、修正点等のアドバイスを受けると良いでしょう。

筆記試験で落とされる

企業により、独自の筆記試験を実施するところ、一般的な適性検査を採用するところ、様々ですが、どちらにしても勉強して準備することで対応可能です。

逆に言うと、準備しないとクリアするのが難しいのが筆記試験です。

転職希望先がWebテストなのか、独自の一般常識試験を行うのかについては、予め調べることができるでしょうから、クリアすべきターゲットは明確です。

適性検査の場合、SPIなのか玉手箱なのかにより問題の傾向は異なりますので、対応している問題集や対策本で問題例を知っておくことがマストです。

学校を卒業してから年数が経つと試験を受けることが減るため、試験に対するカンが鈍っており、緊張を感じる度合いも高まります。

適性検査では、制限時間に対する問題数が多く、かなりの解答スピードが要求されますので、繰り返し練習問題を解き、パソコンでの解答や電卓を使っての計算等に慣れておく必要があります。

面接で落とされる

中途採用の面接で質問されることは、転職の動機、現職・前職での職務経歴や経験、自己アピールなど、どの企業でも共通するものが多いため、基本的な想定質問に対し回答を準備しておきましょう。

覚えておくべきなのは、新卒の入社面接ではないので、「一生懸命頑張ります」、「精一杯努力します」などのコメントは、あまり意味がないという点です。

一生懸命頑張るのも、精一杯努力するのも当然で、それよりも「自分を採用した場合、その企業にとってどのようなメリットがあるのか」という点について、明確に伝えられるかということが非常に重要です。

採用する企業に、「入社後に活躍するイメージ」を抱かせられるかどうかが面接での合否の分かれ目です。

本番の面接では、どうしても緊張してしまうことが考えられるため、できればロールプレイのような形で面接のリハーサルを行えると理想的です。

転職エージェントによっては、面接対策としてロールプレイを行い、アドバイスをしてくれるところもありますので、積極的に活用すると良いでしょう。

まとめ

転職活動で落とされてばかりいると、どんどん自分に対する自信がなくなっていきます。

しかし、どこで落とされるのかについて分析し、しっかりと対策することで、乗り越えられることがほとんどです。

思いつきで行動を起こすのではなく、将来的なキャリアプランをよく考えて応募先を選定し、必要書類の丁寧な作成、筆記試験に向けての勉強、面接の練習など、入念な準備を行った上で転職活動を進めていけば、意中の企業で内定を得られる確率は格段に上がるでしょう。

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