皆さんは、自分の給料に満足していますか?
自分の給料が低い、もっと給料をもらいたいと考えている方も多いと思います。
毎日がんばって仕事をしているのに給料が上がらない場合、それは自分の働いている業界自体の給料が全体的に低いからということもありえます。
この記事では、業界の視点から給料の安い理由を紹介し、給料を上げるためにはどうすればいいかをお伝えします。
日本の平均給料はいくらなのか?
「給料が安い」とはいっても、いくらからが安いかというのはあいまいだと思います。
まずは、日本の平均給料がいくらなのかをみてみましょう。
大手人材サービス企業dodaの調査によると、年代別の平均給料は下記のようになっています。
- 20代が345万円
- 30代が442万円
- 40代が507万円
- 50代以上が622万円
(参考:平均年収ランキング【最新版】)
もちろん、住んでいる地域や家族構成によっても変わりますが、一般的には、これらの平均給料よりも給料が低ければあれば、「給料が安い」と言えます。
平均給料が安い業界ランキング
自分の給料が安い場合、自分の働いている業界自体の給料が低いということが理由として考えられます。
ここでは、平均給料が安い業界をランキング形式で紹介していきます。
マイナビ転職の調査によると、平均給料の低い業界は以下の通りです。
- 1位:生活協同組合
- 2位:専門店(スポーツ用品)
- 3位:セキュリティ
- 4位:セメント
- 5位:玩具
- 6位:専門店(インテリア関係)
- 7位:医療・福祉・介護サービス
- 8位:スポーツ・レジャー用品(メーカー)
- 9位:紙・パルプ
- 10位:専門店(電気機器関連)
- 11位:専門店(ファッション・服飾関連)
- 12位:フィットネスクラブ
- 13位:コンビニエンスストア
- 14位:ホテル・旅館
- 15位:農業協同組合
いかがでしょうか。
自分の働いている業界は入っていたでしょうか?では、次になぜこれらの業界では平均給料が安いのかを見てみましょう。
平均給料が安い理由は?
給料の安い業界は、なぜ給料が安いのでしょうか?その理由は、下記のいずれかに該当するためと考えられます。
利益がでにくい業界であるため
各種専門店やコンビニエンスストアのランクインが目立ちますが、これらの業界はものを仕入れて売るというビジネスモデルです。
他で取り扱いのない商品を扱っている場合や、立地が非常に良くて集客率が高い場合は大きな利益を上げられる可能性がありますが、基本的には少ない販売マージンしか得ることが出来ず、利益を上げることが難しくなっています。
このように、企業や店舗自体が利益を上げにくい業界であれば、給料が低くなってしまいます。
誰でもできる仕事である
その業界で働くために、特別なスキルや資格が必要でない場合も給料が安くなりやすくなります。
体を動かすだけの肉体労働や、接客業はだれでもできる仕事であるため、安い賃金でも働く人が多く、替わりの人がいくらでも見つかります。
また、最近は賃金の安い外国人労働者も働くようになっており、全体的に給料が安くなりがちです。
給料を高くするにはどうしたらいいか?
では、どうやって給料を高くしていけばいいでしょうか。
先ほど紹介した給料が安い理由を基に考えると、利益がでやすい業界へ転職する、他の人にないスキルや資格を身に着けるということがポイントになります。
年収ランキングを見ると、「金融業」「不動産業」「コンサルティング業」といった業界は利益が出やすく平均年収も非常に高水準になっています。
また、これらの業界は資格や高いスキルが必要であることも特徴です。
給料を高くしたい場合は、年収ランキングを見て興味のある業界を探し、その業界に転職するためにはどんなスキルや資格を持っておけばよいかを調べて勉強することをおススメします。
まとめ
ここまでで、給料の安い業界を紹介し、給料が安い理由と給料を高くするためにはどうすればいいかお伝えしました。
給料を高くするためには、給料の高い業界で働くことと、他の人と違うスキルや資格を身に着けることが重要です。
給料が安いからと感じつつ働き続けるのではなく、給料を高くするために行動してみましょう。