転職活動にかかる労力は主に3種類ある

転職知識

転職活動を実際してみると、想像以上に労力がかかります。

特に働きながらの転職活動は、しなければいけないことや気にすることが多すぎて、嫌気がさしてしまうこともあるでしょう。

転職を決意していざ活動を始めると、「こんなに大変なら転職はしないでいいかな」「このままでいいや」と思ってしまうぐらい労力がかかってしまうのです。

転職活動には主に3つの労力がかかります。

  1. 働きながら採用試験対策をする労力
  2. 退職を会社に伝える労力
  3. 転職先の会社に入る準備にかかる労力

転職活動をうまく乗り切るにはこの3つの労力について、適切に対処していかなければなりません。

面接などの採用試験対策にかかる労力と対処法

1番労力がかかるのは、働きながら採用試験対策をすることです。

会社により異なりますが、筆記試験や面接、小論文、グループディスカッションなど、様々な選考内容や方法に対して対策をとる必要があります。

また、何社か採用試験を応募する場合は、会社ごとにエントリーシートや企業研究もしなければいけません。

働きながら転職活動をする場合、仕事終わりに採用試験の対策をするため、かなりの労力を必要とします。

さらに1次試験や2次試験だけではなく、3次、4次と選考が続き、採用試験が長丁場になる場合もあります。

採用試験が長丁場になるほど、転職先が決まるのだろうかと不安に感じながら働くことになり、精神的にかなりのプレッシャーを感じるでしょう。

また、仕事がうまくいかなければ転職活動に悪影響を及ぼすことになりますし、反対に転職活動がうまくいかなければ、仕事にも悪影響を及ぼします。

結果的に両方中途半端な状態になってしまい、悪循環に陥ってしまうのです。

その悪循環から抜け出すためには、心を安定させることが重要です。

1番は、仕事も転職活動もストレスを感じることなくうまくいくことです。

しかし現実的には、現職について退職を考えているということは何かしらのストレスを感じているのでしょう。

転職活動についても、転職希望の会社に内定をもらうことができない場合もあるでしょう。

その際にどうやって心を安定させるのか。

そこで有効なのが「瞑想」です。

著者J.ガバットジンの著書『マインドフルネスストレス低減法』によると、ストレスを逃げたり避けたりするのではなく、問題の持つプレッシャーを利用し、うまく乗り越えていく方法が「瞑想」だと述べています。

本書には瞑想の実践方法が書いてあり、私も転職活動中はその瞑想法を実践しました。

具体的には起床後、座ったまま3分間だけの瞑想を毎日実践しました。

瞑想中は今この瞬間に意識を集中させます。

最初はあらゆる悩みや考えが浮かび上がっていましたが、練習する度に意識を今に集中させることができるようになり、リラックス状態を保つことができるようになりました。

そして瞑想を毎朝続けることで、仕事や転職活動でうまくいかなかった時でも、以前よりストレス耐性が強くなり、落ち着いて対処できるようになってしました。

働きながら転職活動をすることは非常にストレスやプレッシャーを感じますが、その苦難を乗り越えるために、「瞑想」の実践をおすすめします。

退職を会社に伝える労力と対処法

退職を会社に伝えることもまた労力がかかります。

なぜなら以下の2つについて考えなければいけないからです。

  • ①退職理由
  • ②退職を伝えるタイミング

①退職理由

会社に告げる退職理由は非常に悩むところです。

転職に理解がある会社であれば、「自分のやりたいことが見つかり、そのために転職する」という前向きな退職理由を素直に伝えることも良いかもしれません。

しかしながら、未だに転職について理解がない会社もあります。

そのような会社であれば、転職のためという直接的な理由ではなく、「実家に帰る」や「両親の面倒を見る」などの理由を伝えるほうが無難でしょう。

②退職を伝えるタイミング

結論から言うと、退職する2ヶ月前に退職を伝えると良いです。

理由は、2ヶ月前であれば、引き継ぎ期間も十分あり、人事異動にもギリギリ影響がない時期だからです。

確かに退職を早めに伝え、スッキリさせたい気持ちもあるでしょう。

しかしながら退職を早めに伝えることで、残りの退職日までの期間が、仕事しづらくなることもあります。

退職の意思を伝えれば、会社中に自分が退職するという噂は回ります。

普通に仕事をしていても、周りからは「どうせあの人は辞めるから」という目で見られることもあり、非常に働きづらくなります。

そうはならないためにも、退職を会社に伝えるタイミングは、2ヶ月前がベストなのです。

法律では14日前までに退職を告げればいいということになっていますが、自社の就業規則は念のために確認しておきましょう。

転職先の会社に入る準備にかかる労力と対処法

転職活動がうまくいった場合、次の会社に入るまでに色々と準備が必要です。

現職では、後任に対しての引き継ぎやマニュアルの作成、取引先への挨拶、お世話になった人への挨拶などがあります。

転職先については、健康診断や資格の勉強、4月からスムーズに業務ができるようにするための転職先の情報収集などがあります。

そして仕事以外についても、しなければならないことがたくさんあります。

  • 新天地での物件決め
  • 引越しの準備
  • 役所の手続き
  • ガスや電気の解約と契約

このように転職までにやることが多すぎて、ストレスや不安を感じることもあるでしょう。

土壇場でバタバタしないためにも、転職までにしなければならないことをリストアップし、計画を立てていくことが重要です。

また環境を変えることは、引越し費用などのお金がかかります。

次の新天地でスムーズに仕事に取り掛かかることができるように、余裕を持って計画を立て、今のうちにお金を貯めておきましょう。

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