就職活動をしていると大切な条件になってくる「給与」。ご自身の生活を成り立たせるためにも外せませんよね。
今回は給与が高い業界をランキングで紹介します。
また給与が高いだけでは判断できないかと思うので、「なぜ給与が高いのか?」という理由まで紹介します。
高収入とはいくらからなのか?
まずは高収入と言われるラインをご説明します。
“〇〇円から“と決まっているわけでは無いので、あくまで一般的に「高収入と認識される」金額をご紹介します。
高収入を知るためにまずは平均年収を見ていきましょう。
日本の平均給料はいくらなのか?
そもそも、日本で働くサラリーマンの平均給料はいくらなのでしょうか。
大手人材サービス企業のdodaの調査によると、年代別の平均給料は下記のようになっております。
- 20代が345万円
- 30代が442万円
- 40代が507万円
- 50代以上が622万円
こちらの平均額を参考に高収入を考えます。
2・6・2の法則から上位2割に入る為には
年収700万以上
給与の高さが上位2割に入るのであれば、総括でみて高収入と言えるのではないでしょうか。
もちろん上記の年収が高収入であると決まっているわけではないので、あくまでひとつの目安としてとらえてください。
では平均年収と上位に入る高収入のラインが理解できたところで本題の「高収入の業界」を見ていきましょう。
高収入の業界ランキング
- 1位 外資系金融 <1315万円>
- 2位 不動産<751万円>
- 3位 専門コンサルタント<716万円>
- 4位 生命保険・損害保険<699万円>
「マイナビ2019年業種別モデル年収平均ランキング」より
先ほどご説明した「上位2割に入る給与の高さ」を基準にみると1位はかなり上振れて高収入。
2位~4位は男性の高収入ラインの700万円前後となりました。
1位は高収入のイメージにあがりやすい「外資系」がトップとなりました。
高収入の業界ランキングは上位4業界ですが、ここからはなぜ上位4業界が高収入の業界であるのかをご説明します。
基本給に加え、出した成果に対しての「インセンティブ」が発生すると、その分が上乗せされ給与が高くなっていきます。
例えば不動産であれば「契約した数」「契約した1件の額の大きさ」によって成果が大きければ大きいほど入ってくるインセンティブも高くなるわけです。
なので成果を出せた分だけ給与が高くなっていくという仕組みです。
またこのことから、若くても成果を出して「実力」が認められれば、昇格・昇給も早くなり、基本給が上がっていくことも理由のひとつとして挙げることができます。
かつての日本は終身雇用が魅力的な会社もたくさんありました。
ただ現状、大手の会社であっても終身雇用が保障されているわけではありません。
そのような現代社会ではどれだけ個人のスキルを磨き上げるか、実力をつけて社会に価値を出していくことができるのかが大切になってくるのではないでしょうか。
具体的な高収入企業ランキング【おまけ】
東洋経済の調査によると、平均給料が高い会社は以下の通りです。
- M&Aキャピタルパートナーズ(コンサルティング) 2,478万円
- キーエンス(メーカー) 2,110万円
- GCA(コンサルティング) 2,063万円
- ヒューリック(不動産) 1,636万円
- 三菱商事(総合商社) 1,607万円
- ストライク(コンサルティング) 1,539万円
- 伊藤忠商事(総合商社) 1,520万円
- 日本商業開発(不動産) 1,501万円
- ソレイジア・ファーマ(医療) 1,460万円
- 三井物産(総合商社) 1,430万円
最後に あなたの望む“働き方“とは
ここまで、給与の高い業界とその理由を紹介いたしました。
転職を考えるとなると、前職より給与をあげることを条件に仕事を探している人も多いかと思います。
加えてぜひ考えてほしいのが、「あなたはどのような働き方がしたいのか」ということです。
前述したように「個人の成果に対してのインセンティブによって高収入を得たい」場合
- 成果や数字を追いかけることに楽しみを見出しながら働ける人
- 成果を出すために、個人のスキルアップを怠らず仕事外でも学習等の努力をする人
- 上昇志向が高い人
- 仕事へ注ぐ情熱や時間を厭わない人
もちろんすべてが当てはまる人が正解というわけではないです。
ただやはり上位の業界をみていると残業ももちろんありますし、資格を所有していると基本給に上乗せをされるため個人スキルアップを怠らずやっている人が多いことが見受けられます。
高収入を得たいと思うのであればそれ相応のスキルアップへの努力をすること、時間を割くことも求められます。
ただ、上記のような働き方はしたくないという方もいると思います。
であれば、“高収入”という理由だけで転職するとミスマッチに繋がります。
だからこそ条件面以上に大切にしてほしい「あなたがどのように働きたいのか」
仕事に対しての価値観をぜひ棚卸して考えていただきたいと思います。
人生は仕事だけではありません。
あなたの生活、家庭、個人の時間、友人、恋人…すべてが人生を形成する大切なものでもあると思います。
ではその中で仕事に対して何を求め、何を得たくて、どのような価値観で向き合いたいのかを考えることで新しい仕事の環境でも人生を豊かにする仕事に出会える確率が高まるのではないでしょうか。