「こんなはずじゃなかった…」
長かった転職活動を経て、ついに入社した新しい会社。
期待と不安を胸に抱きながらも、新しい環境でこれから頑張ろう!という決意で入社。けど、正直転職したことを後悔しているという方は、少なくないはずです。
人生の一大イベントである転職を、後悔で終わらせたくないですよね。
私は機械エンジニアとして2度の転職を経験しましたが、全ての面で満足しているわけではありません。 自分の中で、「こうしておけばよかった」と思うことがあるからです。
今回は、後悔しない転職を実現するための、基本的な考え方について解説していきます。
これを読んで、より良い転職を実現するための考え方を身に付けてくださいね。
会社は入ってみないとわからない
自分で選んだ転職先。
人それぞれの決め手はあれど、何かしら今より良くなる可能性を感じて、入社を決めたのだと思います。
そもそも「こんなはずじゃなかった」と思う部分は、どのような点にあるのでしょうか。
入社して間もない人は、まだ慣れていないため、辛いと感じていることを、後悔と呼んでいるだけかもしれません。
新しい会社に慣れるまでは誰だって辛いものです。
ある程度時間が経てば会社にも慣れ、少しずつ働きやすくなっていきます。
会社は変わりませんが、自分が順応していくのです。
後悔しない転職を実現することは、とても難しいことです。
正直、会社は入ってみなければわからない部分が大きいからです。
面接などで大まかな雰囲気が分かったところで、一緒に働く人の細かい性格や、特有のルールまで知ることはできません。
「会社は入ってみないとわからない」ということを頭に入れておくことで、ある程度割り切って物事をとらえられるようになります。
後悔の理由をきちんと整理する
「失敗した!」と言うのは簡単です。
何かしら嫌な部分が目につくと、そう言いたくなってしまうのは仕方のないことです。
転職して後悔する理由としては、主に以下のようなものが挙げられます。
- 希望通りの職種に就けなかった
- 残業が多かった
- 手当や昇給がない
自分がイメージしていた働き方と違うことに対して、後悔してしまうのですね。
今後悔している方は、何を求めて転職したのでしょうか。
自分自身が求めていることが実現できる可能性があるなら、それ以外のことに関してはある程度はやむを得ないと考えなければなりません。
全てにおいて100点満点をつけられる会社など、存在しないからです。
「自分が転職先に求めていたこと」以外の部分で後悔をしているのであれば、仕方ないと割り切ることも必要です。
ただし、我慢が祟って体調を崩してしまうと元も子もありません。
辛いと感じている部分は、積極的に改善できるよう行動していきましょう。
“こんなはずじゃなかった”と思わないために
これから転職する人にお伝えしたいのは、後悔しない転職を実現するために、決して手を抜かずに最後までやり切る、ということを胸に刻んでください。
不安要素は入社前に徹底的につぶしておきましょう。
まあ大丈夫だろう、と考えていた部分ほど、転職後に後悔してしまうものです。
私の場合、最初の転職で入った会社のサービス残業の多さに非常に違和感を覚えました。 スキルアップのため、多少負荷がかかってもたくさん経験を積みたいという気持ちで入社しましたが、負荷のかかり具合が想像を越えていました。
月100時間の残業が1年間続きました。自分がやりたかった仕事に存分に取り組んでいた期間ではありましたが、ここまでの業務量は想像していませんでした。
ここまで負荷がかかると、もはややりたいことも本当にやりたいのかわからなくなってしまいます。
他の方の働き方を見ていても、みんな当たり前のように深夜残業や休日出勤をこなしていました。
これまでこのような長時間労働を経験したことがなかったため、頑張ればなんとかなるだろうと思っていましたが、実際はただただ辛い経験に終わりました。
このままこの会社で働き続けるのは難しいと判断し、転職を決意。2度目の転職を経験しました。
もし自分が会社について本気で知りたいのであれば、実際に働くメンバーの方と話す機会を作ってもらうなど、なにか方法はあったと思います。
あのとききちんと調べておけばよかった、と後悔するのではなく、やり切ったと言えるまで徹底的に確認を行いましょう。
まとめ
転職は自分の今後の人生を決めるといっても過言ではない重要なイベントですが、意外と手を抜いたり、安易に決めてしまうことが多いです。
1度きりの人生です。後悔のないよう、全力でやり切りましょう!