- 今の仕事をしていても楽しくない!
- 職場の雰囲気が自分に合わない!
- 上司のパワハラに耐えられない!
社会に出て働いていると、このように職場で悩みを抱えている方は少なくありません。
辛い思いをするなら転職をして環境を変えたいと感じることもごくごく自然な成り行きだと思いますが、なかなか上手くいかないのが現実です。
いざ転職活動をはじめてもなかなか転職先が決まらなくて、将来に不安を感じてしまっている方もいるのはないでしょうか?
上手くいかないことを周りに相談しても、「そんな理由で転職なんて言ってたらどこでもやっていけない。」だとか「どうせまた辞めちゃうと思われるんじゃない?」など否定的な言葉ばかり聞いて自信をなくしてしまっているかもしれません。
ですが、ここで自信をなくす必要はありません。
そもそも環境を変えて成功するかどうかは挑戦してみなくてはわかりませんし、今の時間をネガティブな感情のまま費やすのであれば、新たなステージにチャレンジするその1歩を踏み出すことの方が成長につながると思います。
では、なぜ転職が上手くいかないのでしょうか?
それは、自分自身についてよく理解できていないからです。
転職は、相手の会社に「あなたと一緒に働きたい!」と思ってもらうことが大切です。
そのためには、履歴書や面接など少ない機会で自分のことを相手によく知ってもらわなければいけません。
自分のことをよく理解していないと、自分のアピールポイントを効率的に伝えられず、曖昧で何も考えていない印象を与えてしまいます。
この記事では、自分自身をより理解するためのヒントをまとめていきます。
私自身も上司のパワハラが理由で転職を試みましたが、
- 今の会社をとりあえず辞めたい
- 転職するなら有名なところがいい
など外見ばかり気にしていたため失敗続きでした。
時には面接で、
- あなたは何を考えているのかわからない
- 当たり障りのないことを並べているだけ
- あなた自身のことをもっと知りたい
と言われたこともあります。
そんな私も自分への理解が足りていなかった人間の一人でした。
私自身もこの記事に書かれている内容を考え、自分自身をより知ることができ、今では納得のいく職場に出会えました。
それでは、内容に進んでいきます。どうぞご覧ください。
転職が決まるポイント
転職を成功させるためには、自分自身を理解しなくてはいけません。
具体的に考えるべきポイントは大きく分けて下記の2つです
- 自分が本当にやりたいことは何か
- 自分の強みは何か
どんな会社でも売上を上げていくため、目標を達成するために何をするべきなのかを常に求められます。
本当にやりたいことを踏まえて、その会社に転職したい理由を明確にすることで、掲げた目標を追い求める向上心があり、論理的な筋道をたどることのできる人だという印象を与えることができます。
また、自分の強みを理解することはとても大切です。
たとえば、人に何かをオススメするとき「こんなところがおもしろいんだよ!」と魅力的なことを中心的に話しますよね。
転職活動も一緒です。
- 「私はこんなことができる人なんですよ!」
- 「私はこんな風に会社で貢献できますよ!」
とアピールすることが重要です。
しかし、ここで忘れてはいけないのが、転職活動には相手がいるということです。
自分の自慢話を一方的にするのではなく、相手をより理解することも同じくらい大切です。
「どんな人と働きたいのかな?」「どんなことに困っているのかな?」と相手の立場に立ってイメージを膨らませることによって、自身のアピールポイントが伝わりやすくなります。
なぜ転職が決まらないのか
転職が決まらない理由には、いくつか原因が考えられます。
転職活動の選考プロセスは、WEBテスト、書類選考、面接が基本的です。(会社によってはグループディスカッションなどがある場合もあります。)
この選考ごとに分けて考えていきます。
決まらない理由1.WEBテスト
はじめに、WEBテストで失敗してしまう場合です。
転職を成功させたいのであれば、こればっかりは勉強するしかありません。
選考の中で唯一、結果が数字で表されてしまうものです。
点数が低いことで相手会社と直接出会うチャンスを逃してしまっているのは非常にもったいないです。
また、WEBテストを突破したとしても、書類選考や面接であなたとまったく同じくらいの評価をされているライバルに、テストの点数で劣っていたため落とされてしまうことも考えられます。
逆に言えば、しっかりと準備をすることで周りと差を作ることができます。
決まらない理由2.書類選考
転職が決まらない理由続いては、書類選考です。
提出書類では文字数が決まっていることが多く、まとめるのが難しいと感じる方がたくさんいらっしゃると思います。
書類は面接と違い一方通行のやりとりなので、限られた文字数の中でどれだけ自分をアピールできるかが重要です。
ここで陥りやすい原因は、志望動機が曖昧でありきたりになってしまうことです。
「今の会社をとにかく辞めたい!」という気持ちだけが強く、その会社に入りたい理由が薄っぺらくなってしまうことがあります。
きっと、相手の会社は「うちの会社じゃなくてもいいんだよね・・・」と感じてしまいます。
「なるほど!こういう理由があるから応募してくれたんだ!」と思ってもらうことが大切です。
また、相手に届く志望動機を書けたとしても、強みを上手く伝えられなければ意味がありません。
決まらない理由3.面接
転職が決まらない理由の最後は、面接で落ちてしまうパターンです。
面接は双方のやりとりで、よく「面接は会話だ」という言葉を耳にしますが本当にその通りだと思います。
覚えたフレーズを一方的に伝えるだけになってしまったり、相手と話しがかみ合わないとコミュニケーションが上手くとれない印象を与えてしまいます。
面接ははじめて対面で行われることですごく緊張しますよね。私もとても苦手です。
面接を成功させるためには、事前準備が非常に大切です。
聞かれる質問をすべて予想して準備することはできませんが、よくある質問や書類に書いた内容を深堀りしたり、自分が日頃から大切にしていることを振り返ってみることで引き出しを増やすことができます。
また、面接練習をすることも手段の一つです。
志望動機の考え方
書類でも面接でも必ずと言っていいほど聞かれるのが、この志望動機です。
志望動機で最も重要なのが、「自分は何をしたいのか。」です。
やりがいにつながることは何か、どんな仕事を楽しいと感じるかなどあなたの原動力の根源を見つけることが、説得力のある志望動機のポイントです。
この根源を見つけるためには、自分の人生を振り返って、感情を大きく揺れ動かした経験を探してください。
- 今まで泣くほど感動したこと
- 喜んだ経験
- 辛くて精神的に追い込まれてしまったこと
- 小学生くらいのころから今に至るまでの出来事
そうすることによって、「自分が感動したことを他の人にも与えたい!」「自分が感じた苦しみを他の人に与えたくない!」など気持ちのこもった自分の目指す姿を見つけるヒントになります。
そして、「自分は何をしたいのか。」が定まったら、相手の会社とのつながりを考えます。
会社が目指している姿や業務内容などと照らし合わせて、「私はこれを実現するためにこの会社に入りたいんだ!」という想いを伝えましょう。
自分の強みを見つける自己分析
自分の強みを見つけることは意外と簡単ではありませんよね。
経験豊富な中堅以上の方の場合は、ある程度の実績があったりするため具体的にアピールすることができますが、経験年数が少ない若手の方にとっては難しいです。
まずは簡単なことでもいいので自分のいい所を探してみましょう。
考えていくうちに自分ならではのアピールポイントを見つけられるかもしれません。
また、強みは弱みの裏返しです。自分にとって弱みだと感じていたことが考え方次第で強みになることもあります。もし強みがなかなか出てこなければ、思いつく弱みを列挙して深堀してみることも手段の一つです。
まとめ
現在、少子高齢化などで売り手市場と言われていますが、理想的な転職ができている人は多くないと思っています。
今の環境を変えたい、別のステージを目指したいと転職活動をしていても、上手くいかないことがあるかもしれません。
もし、転職活動がなかなか上手くいかない人は、この記事でご紹介したように転職の準備を見直してみてください。
- 自分の目指す姿を見つけるためには、人生の中で良くも悪くも感情を動かした出来事を探しましょう。
- 強みはまず簡単なことから、弱みと一緒に考えましょう。
- 転職は必ず相手がいます。相手が求めているものをしっかり把握しましょう。
- WEBテストは、周りとの定量的な差を作り、会社と実際に会うチャンスを作ります。
「働く」ということは、お金のためだけでなく、皆さんの人生をより豊かにする力を持っています。
もし、今の環境に納得いかない気持ちがあるのであれば、新しい職場にチャレンジすることはとてもいいことだと思います。
少しでも理想的な職場に転職するためにも、ぜひ自分自身を見つめなおし、理解していきましょう。
この記事で読んでいただいた内容が、少しでも皆さんの転職活動の助けとなることを願っています。