- 周りの友人に比べ自分の給料が少ない
- この年齢で賞与なしは負け組ではないのか
社会に出て3、4年経つと、周りの給料が気になり出します。
同世代と話していたら、自分の給料が1番低くて劣等感を感じた人もいるのではないでしょうか。
しかし、本当にあなたの給料は少ないのでしょうか。
令和元年度厚生労働省賃金構造基本統計調査によると、20〜24歳の場合、男213.4万円、女208.1万円、25歳〜29歳の場合、男251.6万円、女232.9万円という結果です。
1つ注意が必要なのは、この結果は手取りの年収ではなく、社会保険や所得税が天引きされる前の年収だということです。
例えば、あなたの手取りが17万円だとします。
単純計算すると、「17万円×12ヶ月=204万円」ということになりますが、天引き前だと月の給料が20万円ぐらいあると仮定し、「20万円×12ヶ月=240万円」ということになります。
このように考えると、「自分の給料は意外と低くないのでは」と感じる人もいるでしょう。
また、地域によっても賃金の差が生じています。
同じく令和元年度厚生労働省賃金構造基本統計調査によると、例えば1番平均賃金が高い都道府県は、東京で379.0万円。
一方1番平均賃金が低い都道府県は、青森県で239.0万円です。
その差は140万円。
地域間でかなりのバラつきがありますが、物価の違いなどを考慮すると、自分の賃金が平均より下回っているからと言って、必ずしも年収が低いとは限りません。
調査結果を見て、「思ったより自分の給料は低くないかも」と感じる人もいれば、「やっぱり自分の給料は他の人と比べて低いな」と感じる人もいるでしょう。
しかし、他人と数字だけを比較して、自分の給料が高いか低いかを安易に判断するのは、やめたほうがいいでしょう。
20代のあなたが給料をアップさせる方法3選
生活に余裕がある暮らしができていないと、どうしても給料をあげたいという人が本音ではないでしょうか。
そこで給料をアップさせる方法は、主に3つあります。
- 会社に交渉する
- 転職する
- 副業する
①会社に交渉する
スキルや実績があり、誰が見ても高い評価をもらえる人材であるならば、会社に給与交渉しても良いでしょう。
しかし、会社に給与交渉することは、最も難易度が高いと言えます。
転職時ならまだしも、今勤めている会社での交渉はしづらいのが現状でしょう。
交渉すれば、経営陣からは白い目で見られることもあるかもしれません。
一方、会社にとってあなたがどうしても必要な存在で、こちら側が強気に出ても大丈夫という確信があるならば、給与交渉にチャレンジするのもありです。
いずれにせよ、給与交渉ができる人材は市場価値としてかなり高いので、今の自分のスキルと給料が見合っていないと感じたら、今の会社を辞める覚悟で給与交渉してみましょう。
②転職する
そもそも給料が低い原因は、自分ではなく業界の原因である可能性があります。
令和元年度厚生労働省賃金構造基本統計調査の産業別賃金を見ると、1番賃金が高いのは「金融業・保険業」で、461.7円、1番賃金が低いのは「宿泊業・飲食サービス業」で、278.7円です。
他にも「情報通信業」や「教育・学習支援業」は高く、「運輸業・郵便業」や「サービス業」は、賃金が低い傾向にあります。
これは体感的にも分かっていただけると思います。
例えば、同じ20代でも、介護や保育の現場で働く人と、金融業界やIT業界で働く人とでは、同じぐらい忙しいのにも関わらず、年収が何百万円の差がある場合もあります。
そもそもの選ぶ業界を間違えれば、年収の差が生まれてしまうものです。
もしあなたが賃金の低い業界にいるのであれば、今後も給料が上がる見込みはないと言えるでしょう。
そこで給料を上げるために重要なのが、業界の生産性が高い会社に転職をすることです。
北野唯我の著作『転職の思考法』では、戦う場所選びが重要だと言及しています。
つまり、衰退産業に身を置くのではなく、伸びている産業、これから伸びる産業に転職することが給料を上げるためには必要でしょう。
今の時代で言えば、テクノロジー系の業界は、今後ますます伸びていくことは明らかです。
新型コロナウイルスの影響で、ZOOMやAmazonなど、テクノロジー系の企業がますます注目を浴びました。
また、世界時価総額ランキングのトップ10は、GAFAを中心としたテクノロジー業界がほとんど占めています。
もし転職で給料を上げたいならば、テクノロジー系の会社をオススメします。
③副業する
今勤めている会社で、給料以外の面で特に不満がないのであれば、副業して収入を増やしましょう。
副業と言っても、コンビニのアルバイトや新聞配達のような労働集約型の働き方では、肉体的にも精神的にも負担がかかります。
副業を始めるならば、場所や時間を自由に決めることできるネットビジネスが無難です。
ネットビジネスには、様々な種類があります。
- アフィリエイト
- ブログ
- youtube
- 動画編集
- webライター
他にもいろいろなネットビジネスがありますが、これらの副業は場所や時間を自由に決めることができるため、自分のペースでできるといった利点があります。
最近では「クマレル」という話したい人の話を聞いて、お金をもらえるサービスも出てきており、副業の可能性はどんどん広がっています。
また、マーケティングやライティング、デザインなど、様々なスキルが向上できるのもネットビジネスの魅力の1つです。
単に収入が増えるだけではなく、スキルが向上し、本業との相乗効果も期待できるかもしれません。
このようにあなたに合った副業を探し、収入を増やす選択肢も選んでみてはいかがでしょうか。