会社で悩んでいる方々へ【うつ病体験談】仕事の悩みはあなただけではない

転職知識

これは私が実際に経験した事実を基に構成してあります。会社名などは伏せてありますが、私が悩んだ事・今も抱えている事も隠さず書いていきますので、読みにくいところがあるかもしれませんが、そこはご了承ください。

年俸制という名のサービス残業

年俸制と聞くと、プロ野球選手などのスポーツ選手を思い浮かべると思います。

私が初めて就職した会社は東京のあるソフトウェア開発会社でした。各企業の給与計算ソフトを開発しておりました。そこに入社したのは、2004年春の事。

最初はプログラムの基本を教えてもらっていたのだが、実際にソフトウェアの開発に携わるようになってからそれは起こりました。当時、給料は年俸250万という条件で入社していました。250万を14(12か月+年2回の賞与分)で割った金額だったので、1か月17万円程度。そこから、社会保険等を引かれて手取り14万円ほどでした。

その他の手当ては一切なく、残業をいくらやっても付かない、現在のサービス残業でした。毎日終電・徹夜は当たり前、休日出勤をしても何も手当てが出ない。いわゆるブラック企業でした。

誰にも話せない新人時代

プログラムを学校で習って、満を持してソフトウェア会社に入社したが、聞いた事もないプログラム言語を使用していたので、1から勉強しながらの仕事になっていました。周りの先輩も自分の仕事で手一杯だったので、1人でマニュアルと格闘しながら仕事をこなしておりました。

しかし、そのマニュアルも新人向けのマニュアルではなく、汎用的なマニュアルしかなかったので、ド素人の私が読んでも意味がさっぱり分かりませんでした。

1+1=2のプログラムを作成するのにも2週間掛かってようやく完成したくらいです。

それが3ヶ月程続いたのですが、知らぬ間にストレスが蓄積されていき体調に変化が出てきました。

長い付き合いになるうつ病

誰にも頼れない3ヶ月が経った頃、体調に変化が現れてきました。休日は朝早く起きて活動していたのが起きられなくなり、いつも昼頃に起きてやる気が出なくずっと寝ていました。(疲れが溜まっていたのもあるかも?)好きなゲームをやる気が出なくなりました。

食べた物を吐いたのもありました。そして、週明けの月曜日。出社準備をしていたところ、自然に涙が出てきて止まりませんでした。それと同時に動く事も出来なくなり、会社に欠勤の連絡をして、急いで心療内科を受診しました。

うつ病・・・。

その時に初めてうつ病は身近な病気と感じました。医師の診察の中で「うつ病」というキーワードが出てからの数時間の記憶がありません。気が付いたら一人暮らししていたアパートに帰っていました。そこから15年経った今でもうつ病と闘っております。

睡眠障害・気分の浮き沈みが大きいので、薬でコントロールしております。現在は、少しの事でも気分のコントロールが出来なくなり大変です。時には、睡眠導入剤を大量に飲んで病院に何回も搬送された事があります。

会社で悩んでいる方々へ

この時期、初めて社会に出る人にも読んでいただきたいのですが、

「自分は一人ではない。誰か味方がいるから一人で悩まないで」

この言葉を贈りたいと思います。会社で話せる相手を見つける事が出来れば、仕事の愚痴やストレスを発散できる場所を作れると思います。僕みたいに一人で悩んでいると、病気になり人生がつまらなくなってしまいます。

僕は今、相性の良い心療内科の先生に出会い、その先生に色々な話を聞いてもらい、病状を抑えております。なので、誰か1人でいいので、何でも話を聞いてくれる人を見つけてください。

僕にも新しく話を聞いてくれて、僕を理解してくれる人が出来たので、これからは色々話をしていき、症状も軽くなっていき、完治させたいと努力もしていきたいと思っています。

今回はあるライター様の実体験に基づく悩みを紹介しました。

ここでは仕事に関する様々な情報を発信しています。是非他の記事も参考にしてください。

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