仕事辞めます!上司を納得させる退職理由の伝え方

転職知識

仕事を辞めたいのに、なかなか上司に言えなくて悩んでいませんか?

たしかに言い出しづらいことですが、ちょっとしたポイントを押さえれば気持ちよく退職することができます。

この記事では、現在5年間にわたり、年間数十人の面接→採用→教育を行っている筆者が、上司に退職を伝える際のコツと、納得してもらいやすい退職理由をご紹介します。

  • なぜ「仕事を辞めたい」と言い出せないのか?
  • 上司に退職を伝えるときのコツ
  • 円満に辞められる退職理由3選

では、順番に見ていきましょう!

なぜ「仕事を辞めたい」と言い出せないのか?

上司は部下やスタッフが辞めたいといった時、強制的に止めることは出来ません。また、僕の周りの管理者は全員、スタッフが辞めたいと言い出した段階で、後任者をどうするかというマインドにスイッチします。

意外にも、みなさんが辞める理由や言い方などを悩んでいる割には、管理者はあまり気にしていません。

ですがあなたは、なぜ「仕事を辞めたい」と言い出せないのですか?

まずは自分の気持ちと向き合い、原因を突き止めるところから始めましょう。

上司が忙しくて話すタイミングがないから

少人数でフラットな環境の職場ならいいですが、特に大企業の場合、すぐ話しかけられるところに上司がいないかもしれません。

外出や出張が多い上司だと、つかまえるだけでも一苦労です。

相手の都合を考えることは大切ですが、慎重になりすぎるとタイミングを逃してしまいます。

退職の意思が固まったら、できるだけ早くアポを取りましょう。上司は問題を解決するために、部下からのアポは優先的に予定を空けます。

引き止められるのが面倒だから

「君がいなくなると困るから考え直してほしい」「もうしばらくいてくれないか」など、引き止められてしまう場合もあります。

この時、仕事の出来る管理者は後任を見つけるまでの数週間もしくは数か月の時間稼ぎを行おうとします。逆にダメな管理者は後任者を見つけるのが面倒、変化が嫌だという理由からこういったことを言います。

充分な期間を設けたうえで、引き留められる場合は、気持ちを強く持って、キッパリと断ることが重要です。

人手不足で迷惑をかけそうだから

当然ですが、自分が担当していた仕事は他の誰かが引き継ぐことになります。

特に直属の上司は、仕事を振り分けたり後任を探したりしなければならないため、負担がかかりがちです。

申し訳なく思う気持ちはわかりますが、あなたが退職したあとことを処理するのは上司の仕事です。

気にしすぎず、自分が持っている仕事をきっちりと終わらせておくことに集中しましょう。

話したあと出勤するのが気まずいから

自己都合の退職の場合、会社の就業規則によりますが、基本的には1ヶ月以上前に申し出る必要があります。

「あの人もう辞めるんだよな」と周りに思われながら働くのは、気まずいですよね。

しかし引き継ぎなどを考えると必要な期間なので、割り切らなくてはいけません。

上司に退職を伝えるときのコツ

では、スムーズに退職を認めてもらうには、どうしたらいいのでしょうか?

社会人ですから、勢いだけで「もう辞めます!」と宣言するわけにはいきません。

次のコツを押さえて準備を進めましょう。

  • 退職までの期間
  • 引継ぎに関して
  • 退職の理由

退職希望日まで2〜3ヶ月の余裕を持つ

最も気をつけたいのが、話をするタイミングです。

規則としては1ヶ月前であれば辞められますが、十分な引き継ぎのためには2〜3ヶ月の余裕を見たいところ。

辞めることが決まったら、できるかぎり早く伝えましょう。

プロジェクトが一段落するタイミングなどを見計らうのもおすすめです。

引き継ぎについて考えておく

自分が抱えている業務を整理して、退職後に上司や同僚が困らないようにしておきましょう。

取引先がいる場合、退職の挨拶の予定も調整しなければなりません。

いつなら区切りがいいのか、何を誰に引き継ぐのかなど、自分なりに考えておくとスムーズに話を進められます。

ここをしているかしていないかで、退職の話をした時の上司の反応は大きく変わります。

理由を明確に伝える

「なぜ辞めるのか?」という理由をはっきり言わないと、引き止められたときに困ってしまいます。

また、きちんと退職理由を伝えるのが育ててくれた上司や会社に対する礼儀です。

次の具体例を参考に、きちんと考えておきましょう。

円満に辞められる退職理由3選

それでは、円満に退職できる退職理由の具体例をご紹介します。

1.「家庭の事情」

有無を言わさず辞めるには、なんといっても「家庭の事情」がベストです。

結婚に伴う転居、出産、親の介護など、どうしようもないうえに詳細はツッコまれにくいので、すんなり納得してもらうことができます。

2.「健康上の理由」

「健康上の理由」も詳細を聞かれにくく、引き止められる可能性が低くなります。

ただし周囲に心配をかけるおそれがあるので、ウソの場合はバレた時に気まずくなります。

具体的な病名などはいちいち言わないほうがいいでしょう。

3.「チャレンジしたい夢がある」

「どうしても諦められない夢がある」という前向きな理由もおすすめです。

独立や海外留学など現実的な夢なら、快く送り出して応援してくれるでしょう。

キャリアアップやスキルアップを目指す場合は、別のポジションを打診される可能性もあります。今の会社では叶えられないという点を強調するようにしましょう。

 

まとめ

上記を参考に、次のプロセスを実践すれば円満に仕事を辞めることができます。

仕事を辞めると言い出せない理由に向き合う

上司に伝える際の注意点を確認する

具体的な「退職理由」を準備する

もやもや悩んでいるだけでは先に進まないので、ひとつずつ問題を整理していくことが大切。

退職希望日まで充分な期間を設け、引継ぎに関しての提案も行い、明確な理由も伝えれば意外とすんなり済んでしまうもの。早く終わらせてスッキリしてしまいましょう!

 

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