“やってみたい”“以前から興味がある”とは思っているものの、異業界や異職種のお仕事に応募するとなると、ハードルが高いと感じたことはありませんか?
実際に志望動機を作成してみると上手くまとまらず、自分の熱意はそれ程でもなかったのかな…と諦めてしまうのは勿体ないです。
私自身、転職活動をする中でコツを掴み、元々インフォメーションで接客をしていましたが、プロモーションを手掛ける会社の書類選考を通過したり、翻訳業界の会社から内定を頂いたりしました。
また、あえて未経験の応募者を求めている企業もありますので、どなたでもトライする権利はあります。
ここからは、志望動機の練り方を具体的にご紹介します。
以下の3つの要素を組み合わせれば、簡単に志望動機が完成します。
志望動機作成時の3つのポイント
1.これまでの経験から志望したキッカケを探す
未経験でも仕事内容に魅力を感じる理由は自分の中にあるはずです。自身の過去を振り返り、応募するに至った経緯を整理してみましょう。
私が翻訳業界の会社を受験した際には、インフォメーションの仕事で気付いたことを志望動機に繋げました。
例)当時は空港で働いており、言語の問題がお客様同士のトラブルやクレームの種になっていた。そうした状況に歯がゆさを感じると同時に、難しい問題だと思った。 ↓ ―現職では外国人のお客様と日本人のお客様を平等に接することの大切さを肌で感じており、言語の壁を取り払う一助になりたいと考え、志望しました。―
仕事での出来事だけでなく、学生時代のエピソードや趣味なども十分に題材になり得ます。ビジネスとしてやったことはないけれど、貴社で本格的に学んでいきたいという前向きで謙虚な姿勢をそのまま志望動機にすることも可能です。
こうして自分の物語を書くことで、志望動機に自然とオリジナリティが出ます。
2.現職でのスキルをどう活かせるか共通点を探す
新卒でも、既卒でも、自身が会社の一員としてどう貢献できるかを示せないと、単なる志望する理由になってしまい、説得力に欠けます。
そこで、大切なのはスキルの棚卸しです。
仕事での工夫や失敗談からスキルを洗い出したら、応募先の仕事内容をイメージしてスキルを選びましょう。
私の場合は「コミュニケーション能力」、「チームワーク(協調性)」、「傾聴力」をよく使っていました。
志望動機にはスキルを習得した背景まで盛り込む必要はなく、ワードとして入れるだけで大丈夫です。
もし、スキルについて深堀されたら堂々と自己PRに持っていきましょう。
例)プロモーションを手掛けるスタッフ×コミュニケーション能力 →これまで様々な年代や国籍の方と接する中で培ったコミュニケーション能力を貴社でも活かし、クライアントの要望を引き出したいです。 例)英語学習のコンサルタント×傾聴力 →現職では話すことよりも聞くことの大切さを学びました。貴社では、生徒様の悩みを最後までお伺いすることで満足度の向上に努めたいです。
他にも、「マネジメント能力」や「行動力」、「柔軟性」などは異業界や異職種でも流用性が比較的高いスキルです。
3.業界の中で何故その企業なのかを補足する
たくさんの企業がある中で、なぜウチなのかと中小企業ではよく聞かれます。その際に、企業の特徴をポジティブに変換することが出来ればOKです。
例)規模が小さい →アットホーム、社員同士の距離が近い →未経験の私にとって気軽に相談できる環境はありがたい
履歴書にはここまで書けるだけのスペースがないかもしれませんが、面接に呼ばれた際に説明できる様に準備しておけば完璧です。
まとめ
いかがでしたか?これまで、志望動機の作成のコツをお伝えしてきました。
- 過去の経験から志望したキッカケを探す
- 現職でのスキルをどう活かせるか共通点を探す
- 業界の中で何故その企業なのかを補足する
加えて、憧れやイメージだけではなく、仕事内容を把握することも重要です。書類作成時や面接に行く前には、インターネット等で、そのお仕事のやり甲斐や大変な部分を理解しておきましょう。
実際に働いている人のインタビューを読むこともオススメします。
また、事前に調べて疑問に思った点は、面接の場で質問することで、自身の熱意が本物であるとアピール出来ます。入社後に働くイメージを企業側と共有する様に意識して下さい。
この記事に沿って志望動機を考えることは、面接対策にも通じます。書類提出の締め切りが迫る前に文章に起こしてみませんか?